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202/203

島一守の見た世界 [あとがき]

 長かった……。本当に長かった……。まさか一年と一カ月続くとは思わなかったよ……。


 というわけで、最後まで読んでいただいた……んだよね? そういうテイで話すすめるよ?

ともかく、長きにわたりお付き合いいただき、ありがとうございました!

やっとこさ爆死まくらから続いた延長戦も終了となり、つまり延長戦という名の前に書いた短編集が無事エターなるな状況から救出されたワケです。

正直最後の方かなり駆け足だったし、若干消化不良を感じてるのは否めないですケド。まぁ……大筋は短編書いてた時の構想通りだったから、これ以上はね……。


 さて、色々四苦八苦した初連載でしたが、読んでいただいた方にはどう映ったんでしょうか。

俺としては結構楽しくやれました。書くほうじゃなくて読むほうなら。


 いやホント、小説書くのってタイヘンダネー。頭の中ではある程度ふわりと内容ができてて、実際それを文字に起こすのがマジ大変。どのくらい大変かって言うと、倒れたモアイ像を一人で紐引っ張って起こすくらい大変。いや、モアイ像見たことすらないけど。

 色々考えすぎて無駄にこだわろうとしてたから難しかったんだと思うけどね。練習みたいなもんだし、って思うと書ける。ある意味であきらめが大事。どうせ頭ひねったって傑作を書ける天才でもないですしネ。

って苦労話するトコじゃねーんですよ。あとがきですよ。内容語れって話ですよ。


 といっても爆死に関しては最終回詐欺の「あとがき」ならぬ「なかがき」で書いてるしね。その辺に感してはもう一度語るまでもないですね。んじゃ延長戦分を語りますか。


 元々延長戦の分は、ほとんどが短編として投稿してたのはそれぞれの前書きで書いてるんで、本文しか読まない人以外は分かってもらえてると思います。ってか本文しか読まない人居たら、多分爆死部分も全然意味が分からない状態なんで、大丈夫だよね? まぁいいか。


 元々短編は練習として書いてたものなんだけど、それぞれ独立していながらも薄くつながっているというのを目指してたんですね。いや、お前練習やのにそんな無茶すんなって話ですけど、まーあれだ、縛りプレイみたいなもんだよ。ゲーマーは縛られるほど燃えるんだよ。ドMかな??


 冗談は置いといて、実際そのほうが世界観を構築しやすいって理由もあったんだけどね。あと純粋に俺がそういうの好きなの。続編じゃないけど別作品で繋がりを感じるようなヤツ。

爆死の方もそうだけど、好きな展開とか好きな構成とか、そういうのを盛り込まないんなら自分で書く意味ないし、書いてて面白くもないから難しいと思いつつも頑張りました。


 んで、今回延長戦に差し当たって短編を繋げたわけですが、その中で書きたいと思ってたミステリ的な何かを新規で書いたり、生徒だけじゃ物足りないし教師も入れるか、なんていう思い付きで古典の先生を入れたりと、省力化するつもりが普通に大変でした。やりたいと思ってた事できたから満足ですけどね。


 さて、それぞれの人物についてですが……。「あの後どうなったんだよ!?」ってツッコミは避けられない終わり方となってますね。結局暴走文学少女はどうなったのかとか、風使いはおっぱいと幼馴染ぺったんこどっちを取ったのかとか……。

その辺はあえて書いてません。考えてないとか、どうでもいいとかそういうのじゃなく、書いてしまうとそれが確定事項になってしまうから、書きたくないんですね。つまり今の状況はシュレティンガーの猫。どんな続きもありうるし、どんな続きがあってもいい。

俺の手からは放しておきたいのです。読んだ人の想像に任せたいのです。いやこれ無責任な感じするけど、世の中玉虫色の方がいいこともあるよね? それで言えば爆死勢も最後どのようになったのかは明記してないか。

 そういうわけで、「こうだったらいいな」な二次創作を書きたいという方はどうぞご自由にお使いください。そんな人いないと思うけど。その時はご一報ください。読みに行きます。


 ところで、この結末って読んでて展開が予想できたんでしょうか。

いや、予想を当てられたら負けだとか、そういう風に考えてる訳ではなく、むしろ予想されてないとダメだと俺は思うんですよ。

 世の中の創作物は、やれ「最後の○○秒まで結末は分からない」だとか、「あなたは絶対に騙される」だとか言って煽りますけどね。でもさ、「それってなんか違うくない?」って思うんです。

例えば「夢オチ」って、ある意味全部ひっくり返される訳じゃないですか。そりゃ最後まで真剣に読んでて「夢でした」なんてされたら、そんな結末分かるわけないだろと。なので、分かるかわからないかくらいを狙いたいと思うわけです。それを世間は「伏線」と呼ぶんだぜ、って声が聞こえそうですけど。

この結末は想定内でしたかね? それとも理不尽な想定外?


 爆死の最終回あたりからしつこいくらいに差し込んでたつもりなんですけど、白と黒で示唆してたつもりです。あ、こういうのここで書かれるとしらけるって人はブラバ推奨っす。ってそんな人はこのあとがきの一行目で帰ってるか。

ともかく、月は白、大地は黒でずっと統一してきてます。黒い空と白い砂漠、黒いコーヒーと白い月、黒い瓦礫と白い天。んー……書いた本人だから分かるだけな気がする。

 あとはそうだな、年速3.8センチってのとか、竹取物語とか。

年速3.8センチってのは、実際に月が地球から離れていく速度で、竹取はそのまんまだね。

 その辺「こうした方が分かりやすかったかも」なんて意見を感想で書いていただけると喜びます。

なんたってど素人ですからね、具体的なアドバイスが欲しいのですよ。アドバイスのクレクレって、ポイントクレクレよりも悪質。

あ、その他の感想もお待ちしておりますので、どうぞご遠慮なくぶち込んじゃってください。「結局あれは何やったんや?」とか、「回収されてない事あるやろ!」とか。本気の書き忘れなら、おまけ回で拾うかもしれません。悪質な延長戦かんけつさぎを繰り返す気満々。


 さて、次作予告しましょうかね。本文の中で鬼若君がしてくれましたけど。

次作『最弱魔術師がこの先生きのこるには(仮題)』は、年明けの2020年1月あたりからスタートする予定デス。きのこる。

ちなみにまだ一文字も書かれてません。一カ月かけて書き貯め作りたいですけど、ギリギリにならないと書かないダメ人間なのでどうなることやら。てかこのあとがきでさえ書き始めたの投稿の3時間前だからね。

というわけで、「しゃーねーなぁ、次作も付き合ってやるよ!」という心のひろーーーーいお方は、ぜひぜひお気に入りユーザー登録してお待ちください! 頑張って書きますんで! 書かないという選択肢はない。物理的に書けなくなる場合を除いて。爆死は終わっても、執筆かつどうは続くのじゃ!




 最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 次回作もよろしくお願いしま~す!



ちょっと待つのじゃ。


『はいはい、なんでしょう?』


ワシの出番は?


『え? 出たかったん?』


当然じゃ! 延長戦での出番なさすぎじゃろ!?


『いや”最後の月”でずっと出てたやん』


地文読みは出番とは言わんのじゃ!!

メタネタをぐっとこらえて口調も整えたのにひどいのじゃ……。


『どう考えても出れる雰囲気じゃなかったし』


それでもじゃ!


『あー、めんどくせえなぁ(次回作で出してあげるからさ)』


本音と建前が逆なのじゃ!

必ず、必ずや次回作で出てやるのじゃ……。

例えどんな手を使ってでも……。


『ウワー、コワイナー』

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