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太陽の姫と黄金の魔女  作者: 桶屋惣八
第3章 太子擁立
44/354

登場人物一覧(第3章終了時点)

・イゾルテ

本作の主人公。

イゾルテ・ペトルス・カエサル・パレオロゴス

プレセンティナ帝国の第二皇女にして、金髪白皙の美少女。

不定期に神様(?)から贈り物が届く特異体質(?)の持ち主。

姉テオドーラを家族として愛しつつもその百合性癖を苦手に思っていたが、自分のために敵国に嫁ぐと言った彼女に心を開いた。

一方、ドルク軍の攻撃に対して新造の双胴船『暁の姉妹号』で敵兵を虐殺し、余勢を駆ってコルネリオにヒシャームを討たせた。

その結果次期皇帝として擁立されそうになったが、逆に自身が見込んだコルネリオを皇太子に擁立した。

彼女が頑なに帝位を拒むのは、ルキウスの血を引かないかもしれないと疑っているかららしい。


・ムルクス

プレセンティナ帝国の老提督

イゾルテの傅役(もりやく)

地顔が笑顔に見えるけど、本当は無表情。

イゾルテが帝位を継ぐべきだと考え、元老院総会で彼女の擁立を企てるが、他ならぬ彼女自身に覆される。


・アドラー

初老の船大工。金髪でムキムキ。

イゾルテの母ゲルトルートと同郷で、イゾルテとは生まれた時からの付き合い。

奴隷になったムスタファを預かっている

最近は密造酒も作っているらしい


・ムスタファ

ドルク帝国海軍の准提督……という名の私掠船船長

イゾルテにとっ捕まって奴隷になったが、持て余されてアドラーの弟子みたいな扱いになっている。


・ルキウス

プレセンティナ帝国の皇帝

イゾルテとテオドーラの父

ドルクが攻めて来ると予言(予測)したのになかなか攻めて来なかったので胃潰瘍になった。

イゾルテに自分が(贈り物を送って来る)神の子なのではないかと疑っていることを告白された。


・テオドーラ

ルキウスの長女にしてイゾルテの異母姉。

母のイザベラに似て黒髪グラマーなタイトン的美人で、重度な隠れシスコン。

イゾルテをドルクに嫁がせるという話(本当は要求があっただけ)を聞いて自分自身を犠牲に差し出そうとした。

だがコルネリオに帝位を継がせるために婚約させられることになった


・リーヴィア

ルキウスの弟グナエウス皇子の未亡人でミランダの母。

コルネリオの実の姉でもあるが、大柄な彼と違って小柄。

離宮の一つでミランダとひっそり暮らしている。

お小言が始まるとマシンガントークになる。


・ミランダ

ルキウスの弟グナエウス皇子とリーヴィアの娘。

病弱で離宮に閉じこもっている。


・コルネリオ

リーヴィアの弟でミランダの叔父。

名門スキピア子爵家の当主

律儀な大男

義兄にあたる故グナエウス皇子の部下で親しかった。

イゾルテの思慮深さに心酔して忠誠を誓った(つもりになった)が、そのイゾルテによってテオドーラと婚約させられ、皇太子にさせられてしまった。


・アントニオ・セルベッティ

戦死したプレセンティナ艦隊第二分艦隊司令セルベッティ提督の息子

無垢な少年

イゾルテの気まぐれで小姓になった


・ヒシャーム

ドルクの現皇帝の腹心にして乳兄弟。

ドルクのローダス島遠征軍の総指揮官だったが、敗戦の責任を取るためエフメト皇子と協力してペルセポリスを攻略することになる。

だが陽動と撹乱のために一当たりするだけのはずが、コルネリオによって討ち取られてしまう。


・ウラト二世

ドルク帝国の皇帝


・ベルケル皇子

ウラトの第1王子

次の帝位を狙う

武断派


・ビルジ皇子

ウラトの第2王子

次の帝位を狙う

策謀家


・エフメト皇子

ウラトの第5王子

次の帝位を狙う奇策家

帝位を得るためにヒシャームを巻き込んでペルセポリス攻略を企てる。

北方の騎馬民族国家ハサール汗国を味方につけてアムゾン海を迂回する作戦を計画するが、陽動と撹乱のために一当たりするだけのはずの戦いでヒシャームに死なれてしまう。


・ハシム

エフメトの腹心で乳兄弟


・ベルトラン

ベルトラン・ド・ヴィルパン

ムルス騎士団の若い騎士で巨漢

先の戦いで高位の騎士が軒並み死傷してしまったため、新神殿建立のためにペルセポリスに派遣された

元老院新神殿建立委員会の副委員長

テオドーラに一目惚れする一方で、イゾルテには胡散臭さを感じている。

奉納仕合で善戦したコルネリオとは友人になった


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