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太陽の姫と黄金の魔女  作者: 桶屋惣八
第8章 ムスリカ編
288/354

平安の都 その8

 翌日のバブルンは大騒ぎだった。まず城壁の外では整列させられた捕虜たちが朝からわーわー(棒)と歓声を上げていた。

「「「わーわー(棒)」」」

「コラぁぁあぁー! もっと気合を入れんかーっ! さもないとたたっ切るぞぉぉおぉ!!」

「「「わぁぁあぁ!! わぁぁあぁ!!」」」

捕虜たちは何がなんだか分からなくて戸惑っているようだったが、後ろから抜身の刀で脅されれば兎にも角にも従うしか無かった。

 一方城壁の上では奴隷軍人(マムルーク)たちが実践さながらに矢を放っていた。

「つがえぇぇ! かまえぇぇ! 放てぇぇ!」

彼らは雨のように矢を降らせたが、(やじり)がもったいないから例のごとくただの四角い棒だった。

 更に城壁の内側では、避難民が荷造りを急いでいた。

「バスラ区4条3丁目、全員避難が終わりました」

「消火の準備は出来てるな? じゃあ9番地の瓦礫に火をつけるぞ」

退去の終わった街区では、取り壊された建物の残骸を焼いていた。

 それらの様子を城壁の上から見物していたバールは、心配げにイゾルテに問いかけた。

「こんなので良いのでござろうか?」

「まあ、遠目には大丈夫なんじゃないかなぁ」

 近場で見ればグダグダだったが、兎にも角にも怒声が飛び交い、人の波が蠢き、街からは煙が上がっているのだ。対岸から遠望するモンゴーラ兵には戦っているように見える……はずだ。違和感はあるだろうけど、「戦っている」という以外の説明も不可能だろう。恐らく彼らは「あんまり激しくない攻城戦」だと報告する……はずだ。

「どのみち一日しか戦わないんだから、小当りして早々に講和したことにしよう」

 実際の攻城戦ではこうやって包囲して大声を出して脅しただけで降伏し、戦わずして終わることも多い。それで降伏しなくても矢を射たり投石機で火の玉を投げ込んだりすることで市民が動揺し、余力を残したまま講和に至ることもまた多いのだ。「小当りして早々に講和」というのも、それほど不自然なことではなかった。


「そういえばコロテス男爵が新型投石器がどうとか言ってたな。ちょっと城門も見てくるか」

「だったら案内するでござるよ」

 イゾルテ達は昨日ギャザリンとコロテス男爵がいた北東の門(ホラーサーン門)にやって来た。不思議な事に城門の上では何故か盛大に焚き火が焚かれていて、何だか異様な匂いが漂っていた。煮立った油や溶けた鉛を敵に浴びせたり赤熱した石を投げ付けたりするのなら分かるのだが、それならこんな匂いはしないだろう。いや、そもそも(やじり)でさえケチっているのに、何でここだけ火まで(おこ)しているのだろうか。

「あれは何を焼いてるんだ?」

「新型投石器のための専用弾に火を付けているのでござるよ。火を付けて発射するのはまだ試していないでござるからな」

「専用弾?」

「ほら、あの山積みになっているのでござるよ」

バールが指差したのは例の黒い煉瓦(レンガ)だった。

「……煉瓦? 何で煉瓦? いや、別に煉瓦でも良いんだけど、何で発射する直前に焼き固めてんの?」

「いや、固めるために焼いているのではござらん。あれはただの土ではなく"燃える土"で出来ているのでござるよ」

奴隷軍人(マムルーク)達が焚き火の中から取り出した煉瓦が自ら炎を上げているのを見て、イゾルテは目を丸くした。

「そうか! 例の泉{タール・ピット}から湧き出しているアスファルトを使ったのか!」

なるほどそれを運んでいた奴隷やコロテス男爵たちが真っ黒になっていた訳である。城壁上の奴隷軍人(マムルーク)たちも現在進行形で真っ黒になりながら、火の着いた黒い煉瓦を集めて床に開いた穴に放り込んでいた。

「投石器自体はあの中に置いてあるでござる」

 城門は特に攻撃が集中するため、門扉のすぐ上には補強用の鉄格子を上げ下げしたりする機構が置いてあったり、防衛戦の時に敵を迎撃するための部屋も用意されているものだ。そこに新型投石器を置いたのだろう。

「なるほど。さすがに中で火を焚くわけにはいかないからな」

「それだけが理由では無いでござるよ。まあ、(じか)に見るのが一番でござる」

イゾルテは門扉の内側に垂れ下がる何本かの鎖とその下に群がる奴隷たちも気になったが、ひとまずバールについて城門の上の部屋に入っていった。


 城門の部屋には思いのほか人が少なく、10人ほどがいるだけだった。そのうちの一人はもちろんアル=ギャザリン技師長だった。

「おう、プレセンティナの嬢ちゃんじゃねーか。俺の作品を見に来たのか?」

「ええ、拝見させていただきますわ」

即座に余所行きの言葉遣いに変えるイゾルテを見ても、もはやバールもロンギヌスも驚かなかった。

「見てみな、嬢ちゃん。コイツは3連装の特別製だ」

ギャザリンが言う通り、その投石機は(いしゆみ)状の発射機構が上下に3つ並んでいた。

「弾の準備は出来てんだな? よし、巻き上げさせろ!」

彼が命令すると城門の下に垂らされた鎖がぐいっと引かれ、それが新型投石器につながった巨大なレバーを引き下げて3つのバネを次々に巻き上げた。窓から下を覗き込んでみると鎖の先にには長い棒があって、それを奴隷たちが一斉に踏み下げていた。仮に平均体重が60kgとすれば10人が踏み込むだけで600kgの力が加わる。弩を巻き上げるのに十分な力だろう。

――なるほど。足漕ぎ運動は持続性には優れるが構造上のロスもあるし、何よりあの機構を作るための手間と費用が馬鹿にならない。投石機の巻き上げのように断続的な物にはこっちの方が合理的だな。

イゾルテは素直に感心した。もちろんキメイラや新型ガレー船の中にはスペース的な制約があるから仕方ないのだが、城壁の上や船の甲板に設置する投石機には採用できそうだ。

「天井も見てみな。弾が落ちてくるから装填の手間もかからねぇ」

天井にぽっかりと開いた穴からは、煉瓦が針金のような金属の骨組みを伝って落ちてくる間に綺麗に同じ向きに整列し、投石機のすぐ上のところでストッパーに引っかかって止まっていた。射手がレバーを引くとストッパーが外れて3つの煉瓦が落ちてきて投石機に装填され、再びレバーを戻すと残りの煉瓦がガタンと3個分落下した。目からうろこの新発想である。

「す、素晴らしいですわ! 弾丸を規格化したことで、装填も半自動化したのですね!」

イゾルテの手放しの賛辞を聞いてギャザリンは気を良くした。

「さすがは嬢ちゃん、分かってるじゃねーか! 嬢ちゃんの言う通り、決まったサイズの煉瓦を作ったことで装填時のトラブルは激減した。石ころじゃあこうはいかねぇからな」

 火炎壺は比較的形が揃っているが厳密には容量と重量しか指定していないから、作っている工房や職人によって微妙に形が異なる。だが型でも作って形を統一すれば、将来的には装填を自動化することも出来るかもしれない。

「本当は人形に装填させたかったんだが、それじゃあどうしても5秒はかかっちまうんでな。今の簡素な方式でも1射撃ごとに装填するんじゃ手間が掛かり過ぎるってんで、板バネを3つに増やして一度に3つ装填出来るようにしたのさ。おかげで3秒に3発くらいの速度で射てるぜ!」

「それは素晴らしい!」

 可能なら1つの発射機構を3倍の速度で使った方が投石器自体が小型化して狙いを定めるにも重宝するはずだが、それでは巻き上げや装填の速度も3倍にすることを要求される。それを考えれば現実的な解決策だろう。

「まあ、その速度を続けるとバネが赤熱して折れちまうって危険性もあるんだがな」

「そ、そんなにっ!?」

目からうろこの大問題である。技術革新の先には新たな問題が待ち構えているものだ。

「よし、バネが冷えてる間に全力射撃をやってみな!」

「「「はっ!」」」

 捕虜が並んでいない場所に向かって射手が射撃を行うと、即座に鎖が引かれてバネが巻き上げられ、その直後には煉瓦が再装填されていた。射撃、巻き上げ、装填、射撃、巻き上げ、装填、射撃、巻き上げ、装填……じゃらじゃらガッタンばいんばいんと凄まじい騒音が響く中で、火の玉が次々に発射されて300mほど先にもわもわと砂煙が上がった。弾丸を小さくしたことで射程の長さも確保しているようだ。実に頼もしい! いろいろな投石機を見慣れたイゾルテも深く深く感心した。……弾切れになるまでは。

「ちょっとは加減してください! 燃える土(アスファルト)にはなかなか火がつかないんですよ!」

駆け込んできたコロテス男爵は相変わらず真っ黒だった。

「仕方ねぇなぁ、ただの煉瓦も混ぜるか。それなら問題あるめぇ?」

その日の試行錯誤の結果、ただの煉瓦2つに黒煉瓦1つの組み合わせにすることに定められた。


 その夜のうちに避難民の荷物を艦隊に運びこむと捕虜と避難民を入れ替え、朝にはイゾルテも再び白旗を持って城門を出た。

「避難民をムサイガンダム半島まで運んだらまた来る」

「残りの避難民もできるだけ西に逃がしておくでござるよ」

こうして艦隊はテゲレス川を下って南に去り、バブルンには再び平穏が訪れた。

「コラぁー! キリキリ働かんかぁ、敗残兵共がぁ!」

まあ、一部平穏じゃ無くなった人たちもいたが、全体としてはだいたい平穏である。



 そのころシロタク軍は分散しながらテゲレス川東岸の村々を襲って略奪を繰り返しながら北上していた。

「ビルジは豊かだと言っていたが、どこの村もシケているな。住んでるのも年寄りばかりだ」

「しかし家は立派です。焼けた家も多いですが、残っているだけでも人数以上にありますし」

それらの多くにはドアや窓や(かまど)、更には椅子やテーブルのような家具も数多く残されていて、つい先日まで人が暮らしていた形跡が見て取れた。住人は内戦で殺されたか避難したかのどちらかということだろう。

「ちっ、家があっても腹は膨れんし、家具はあっても持ち出せそうで高価な物は何も残っていない。ジジババは殺して食料だけ奪い取れ」

シロタクは舌打ちしたが、この状況に舌打ちしたいのはイゾルテの方だった。状況は焦土戦術には程遠いものだったのだ。

 イゾルテとしては農民を避難させた上で次の収穫を全部台無しにして欲しかったのだが、この時期はまだ小さな芽が出ているだけの状態だ。火を付けて焼ける状態ではないからわざわざ掘り返しでもしないと台無しに出来ない。しかし軍隊を派遣して強制した訳でもなければイゾルテが自ら手を取って説得したわけでもない。農民たちとしては自分の手でわざわざ家や作物を台無しにするより、"ひょっとしてすぐに帰って来れるかもしれない"と期待してそのままにしていったのである。せめてアルテムスの時のように種を蒔く前に行動を起こしていれば違ったのだろうが、今更どうにもならない話である。

「シロタク様、畑には麦の芽が出ております。今の状態では馬の餌にしかなりませんが、農民どもに世話をさせれば初夏には小麦が取れましょう。我らはともかくとして後に続くプラグ様の本隊(◆◆◆◆◆◆◆)の事を考えれば、この小麦を台無しにすることは出来ません」

 ビルジはプラグ本隊の侵出を望んでいないが、シロタクとしてはプラグに含むところはない。むしろ彼らがやって来ればハサールも南に集中せざるを得ないのだから望むところだ。そしてティムルはプラグに対する忠誠心を疑われないためにも、彼のために食料を確保しておきたいという思惑があった。

「それもそうだな。仕方ない、ジジババに畑の世話をさせろ」

「はっ」

 とりあえず地獄絵図が生まれることもなく(モンゴーラ軍にしては)比較的穏やかに占領が進められていったが、血なまぐさい話は別のところから湧いて来た。バブルンに向かわせた斥候からの報告である。

「例の艦隊ですが、バブルンの街に向かい守備兵と戦ったようです」

「何だと? 海賊が都市を攻めたのか?」

「はい。対岸から見ただけでしたので然とは分かりませんでしたが、あまり激しくはなかったようです。それもたった1日戦っただけで引き上げていきました」

何とも意味不明な行動である。

「……威力偵察をしたのでしょうか?」

ティムルは好意的な解釈をした。都市というのは籠城の準備の有無で防衛力が天地の違いがあるから、小当りして都市側の防衛体制を調べるのは重要な意味がある。

「だったら我らにそう言うだろう。補給物資を降ろしてからの方が良いはずだしな」

シロタクの反論は現実的だった。だが現実的だからこその限界もあった。

「……ひょっとして、我らはあの女に出し抜かれたのではないか?」

「出し抜く?」

「そうだ。我らを後詰として示してスエーズ軍を脅迫し、今のうちに講和しろと言って賠償金でもせしめたのではないか?」

「そ、それでは、勝手に和睦したというのですかっ!? 詐欺ではないですか!」

「そうだ。だがそれならたった一日戦っただけで撤退したのも、そもそも我々を無視してバブルンに向かったのも説明できる」

「し、しかし、我らはまだバブルンにまで行っておりませんし、何の証拠も無く海賊をわれらの代表と看做すほどスエーズ軍はバカではありますまい」

「そうだろうか。我らが河口に陣を張っていたことは対岸からも見えただろう。そして我ら先鋒の総大将はビルジだ。ビルジお気に入りのあの女が、交渉の権限を引き出していても不思議ではない」

「…………」

シロタクの言葉はビルジに対する不信に立脚していたが、何ら根拠のあるものでは無かった。むしろ根拠を持っていたのはティムルの方である。ビルジは彼を脅迫しながらも未だに何の要求もしていないのだ。

――まさかビルジはスエーズと手を組むつもりではあるまいな。今この時も一人ペルージャに留まって軍勢の拡充に励んでいるのは、スエーズと共に我らを挟み撃ちにするつもりではないか? その際に我らアムリル部が裏切らねばならないように工作を進めているのでは……?

胃がきりきりと痛み、ティムルは顔をしかめた。様々な思惑が入り乱れる中で最も弱い立場にいるのが彼だ。だが、彼には打開策があった。この場でもっとも充実した戦力を持っているのも彼なのだ。


「……ならば、我らだけで攻めましょう」


ティムルから飛び出した思わぬ言葉に、シロタクは目を見張った。

「……バブルンをか? 相手は100万都市だぞ? さすがに5万だけではどうにもなるまい!」

「100万の民が残っていればスエーズ軍如きに門を開いたりはしません。そして市民が侵略者であるスエーズ軍に協力するはずもありません。それに城壁さえ突破すれば、騎馬の機動力を活かして一気に突入できます」

「その城壁が問題なのではないか! 騎馬で城門を破れるならモンゴーラはとっくに世界を征服している!」

「しかし、モンゴーラはすでに世界の半分以上を征服しています。モンゴーラは何も草原でばかり戦ってきた訳ではないのですよ」

ティムルの表情に秘めたものを感じ、シロタクもすっと目を細めた。

「……何か手があるのか?」

「あります。我らアムリル部の半分は石の町を築いて住まう者です。筏も作れば攻城兵器も作れます」

石の町を築く者なら石の町を落とす方法を持つのは当然のことだ。攻め方を知るからこそ守り方を知ると言うべきだろうか。だがその町は比較的簡素なものであって間違っても100万都市バブルンと比較できるような物ではない。しかし、切り札は別にあった。

「そして何より、プラグ様からある物をお預かりしました。……焙烙(ほうらく)玉(注1)です」

「ほうらく、だと……?」

聞き覚えのない言葉にシロタクは首を捻った。

「ツーカ帝国の兵器です。我らがかつてプリズム=シャー(注2)の一翼にあった時、私はその威力を目の当たりにしました。凄まじい轟音と衝撃を撒き散らし、城壁を、城門を打ち砕くのです! 堅固なはずの都市が一日と保たずに陥落したのを見て、私はモンゴーラへの帰順を決意したのです……!」

「聞いたことがある! 確か火薬を使った武器だとか。しかし扱いが非情に難しく、その製法どころか使用法まで固く秘められていると聞いていたが……」

それを託されているということは、ティムルがいかにプラグに信頼されているのかという証左だろう。パトーは「草原の民に相応しくない」と嫌っていたが、"その国の水を飲めばその国の習慣に従え"(注3)だ。巨大な都市を目の前にして手を(こまね)いては、いつハサール軍が祖国ジョシ・ウルスを襲うとも限らないのだ。

 ふと気づけばシロタクの前には全てが揃っていた。動機、口実、手段、そして機会。見知らぬ土地で補給も断たれた彼らの苦境が、それ故に彼らを一つの道へと誘っていた。

「ふふふ、そういうことなら話は早い! 海賊どもも海に帰ったことだし、やつらのいない内に我らだけでバブルンを攻略してくれよう!」

シロタク軍は北上を止め、再集結と渡河のための準備を始めた。状況はイゾルテもバールも、それどころかシロタク達ですら全く予期しなかった方向へと進み始めていた。

注1 前にも書きましたが、「焙烙玉(ほうろくだま)」は村上水軍が使っていた原始的な手榴弾です。

元寇でモンゴル軍が使った通称「てつはう」(当時の正式名称不明)と似たような物です。恐らく元になったのは宋の震天雷(しんてんらい)でしょう。

これはフレグの征西の折にも使用された記録があるそうです。この時ちょっと意外な使われ方をしたそうですが、ネタバレなので(珍しく)その解説は次回に。


注2 プリズム・シャー=ホラズム・シャー朝

ホラズム・シャー朝はなかなか大きなイスラム王朝で、イラン+トルクメニスタン+ウズベキスタン+アフガニスタン(西半分)くらいまでを治めてました。

しかしモンゴルが攻めてくると撤退に次ぐ撤退。ジャラールッディーンがスルタンに即位して抗戦を図るのですが、各民族や身内が分裂・寝返りを繰り返した挙句、何でか周辺国と余計な戦争をして滅亡します。

ジャラールッディーンはそれなりに凄い人っぽいんですけど、外交は全然ダメですね。インドも西アジア諸国も尽く敵に回したようです。

友好国だったモンゴルとあっさり戦争おっぱじめた親父も相当なアレですが。

ちなみにこの話ではイランがドルクの版図になっているので、プリズム・シャーはトルクメニスタン+ウズベキスタンくらいのワリとショボい国です。


注3 「その国の水を飲めばその国の習慣に従え」とは「郷に入っては郷に従え」という意味のモンゴルの諺です。

モンゴル語では「Усыг уувал ёсыгдага」と書きます。

発音は……えーと……「Усыг уувал ёсыгдага」です。

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