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太陽の姫と黄金の魔女  作者: 桶屋惣八
前置き(本文ではありません)
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体裁と世界観

★現代名

この作品の中には私達がよく知る(あるいはマイナー過ぎて知らない)現代製品が登場します。ですが、登場人物たちはその製品名を知りません。そこでこんな表記をしています。


 黒い板{タブレット}

 黒い石{バッテリー}


場合によっては勘違され、こんなことになるかもしれません。


 タオル{ふんどし}

 子供用ブラジャー{アイマスク}

 拷問具{洗濯バサミ}


……これはあくまで例であって、本文では出てきませんので悪しからず。

 また、あくまで登場人物が勝手に作った物であっても、私達の知る名前がある場合は同じように表記します。例えば発泡性の湧き水に甘みを加えた飲み物を作った場合はこんな感じです。


 はじける砂糖水{サイダー}


★体裁

ローカルルールとして、下記のような感じで書いています。

特に内心のセリフは作者や作品によって書き方がいろいろ違いますので、この書き方に戸惑われる方も多いかもしれません。

===========凡例============

 地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。地の文はこんな感じ。

 段落分けは文字下げ。


 文字下げ+改行の段落分けもあります。そして重大な発言をする場合などは、段落の中でも前後に改行を入れることがあります。例えばこんな感じです。


「これが重大なセリフだ!」


「なん……だと。ではこれが普通のセリフなのか」

「ああ、これが普通のセリフなのだ」



 そして場面が変わるときは2つ改行します。

「セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。セリフはこんな感じ。

 長台詞には段落分けもあります」

――内心のセリフはこんな感じ! 内心のセリフはこんな感じ。でも、内心のセリフでは紛らわしいので段落分けはしません。

=========================


★脚注

たまに本文中に(注1)といった感じで注記されていることがあります。対応する脚注はあとがきに書かれています。あとがきはあとがきであって本文ではないので、メタな視点からの解説や現代製品の説明、歴史ネタの薀蓄(うんちく)、さらにはそれらを踏まえたギャグが書かれています。


===========本文============

本来なら元老院最終勧告(注1)とか貰っちゃいそうな大罪である。


==========あとがき===========

注1 元老院最終勧告は、文字通り(古代ローマの)元老院が出す最後通告です。カエサルに「軍団なんか放っぽって帰ってこいや。帰ってこんゆうんなら、お前はローマの敵やで?」と元老院最終勧告を出しました。でもカエサルは軍団を連れて帰ってきました。そして手ぐすね引いて待っていた元老院(を牛耳る元老院派)に勝っちゃいました。そして元老院最終勧告を禁じ手にしちゃいました。

あちらの世界でも「元老院最終勧告」は禁じ手になっているので、あくまで比喩として使っています。

=========================



★世界観 地勢

 登場人物達が暮らしているのは、メダストラ海と呼ばれる地中海っぽい内海を取り巻く地域です。メダストラ海は北のウロパ大陸(ヨーロッパっぽい大陸)、東のアルーア大陸(アジアっぽい大陸)、南のアフルーク大陸(アフリカっぽい大陸)に囲まれています。


 ウロパ大陸にはタイトン人と呼ばれる人々が住んでいます。正確には、タイトン人とゲルム人が住んでいるのですが、混血しまくっている上にゲルム人がタイトン文化を受け入れてしまったので、もはや不可分になっています。だからゲルム人もひっくるめてタイトン人と言っています。ウロパ大陸はそんなタイトン人が多くの国を作って群雄割拠しています。

 アルーア大陸にはいろいろな民族が住んでいますが、メダストラ海沿岸を含んだ周辺一帯をドルク帝国が支配しています。ある意味平等な彼等は、タイトン人だろうとドルク人だろうと平等に強圧的に支配しています。

 アフルーク大陸には北部と中部の間には巨大な砂漠地帯があり、沿岸航路による細々としたやりとりがあるだけでほとんど別世界になっています。北部にはいろいろな民族が住み、割拠して抗争を繰り広げていますが、それは基本的に彼らの内に閉じています。外部から侵攻されると途端に協調して外敵と戦うので、タイトン諸国もドルク帝国も彼等にはおいそれと手を出せません。また、内陸部には広く穀倉地帯が広がっているので、穀物を中心に広く農作物を輸出しています。


 主人公イゾルテが暮らすプレセンティナ帝国は、首都ペルセポリス(イスタンブールっぽい都市)とその周辺の僅かな土地だけを領有しています。タイトン人勢力の東の端です。(滅亡寸前の東ローマっぽい感じです)


★世界観 宗教

 ドルク帝国では一神教のムスリカ教が国教とされていますが、(余計に納税すれば)他の宗教を信じることも許されています。

 タイトン諸国では基本的に多神教のタイトン教が基本ですが、(ギリシャ神話っぽい感じで)基本的に性格破綻した神様が多いので、厳格な教義を守って生活している人はほとんどいません。また各地の土着の神様も取り入れられて渾然一体としています。

 北アフルークも土着の多神教が根強いですが、タイトン教の影響もそれなりにあって更にカオスな状態です。


★度量衡

 基本的にメートル法です。発生論的にはインチやフィートの方が自然ですが、メートル法の方が分かりやすいですから。

 ただしkmに関しては"ミルム"と呼称しています。

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