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短編の歴史

作者: 猫乃つづり
掲載日:2021/06/22

出来るだけ、新しい本は買いたくなかった。

だが、翻訳のしがいがあるとかんがえて買った本は結局のところ、買わなかった。動けなかった。むしろ、何もしたくなかった。ちょうど、その時は腹痛が僕のお腹に襲いかかる。痛みの獣がストレス付加を増大する。何かしなければ、唐突にスマホを開く、先生は授業中にスマホを開くことを禁止していたので、取り上げる。周りは笑う、乾いた笑い、気持ちの悪い悪寒がする。体調が悪い、休みたい、けれど、休んでいいという言葉は時として僕を困らせた。後悔が襲いかかる。人格否定とアルコールと煙草への衝動に頭をおかしくさせる。壊れていく、自分の人生、考えが、となると解決策は見えない、どうすればいいか、わからない、わからないから、独りよがりになる、どうすれば、いいか、わからない、わからないなりに本を買ってみた。だけど、無用の産物、インテリアと化した、どうしよう、悩みだけが膨らむ、料理はしないのに、料理本を買ってしまう。悩ましい、一人にしてくれ、そういう闇を抱えた人間は消えた方がいいのだろう。自傷行動を抑えている、自殺をしないのは、そうした臆病で内気な小物がのめり込む環境がある、逃避だ、逃げて何が悪い、逃げる、他人の悩みは放っておく、ごみに捨てる。そうして、他人を避ける生活を始める、ダメージは入らない、無理して接すると悲しくなるから。なら、無理しなくていいじゃない。いつしか、腹痛は止んだ。いや、止んでいないかもしれない。とりあえず、今の時間、すべきことをしようと彼は考えていた。

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