第172話 「セクシー幼馴染二人」
「随分とセクシーだな。ちょっと痴女っぽいまであるが」
「やっぱりそう思う……? なんだか男の人に見せると思ったら、急に恥ずかしくなってきた」
「別に変じゃないさ。似合っている」
熟した女の色気。
それが撒き散らされている。
とんでもない量のフェロモンが可視化されたように、この二人の女性の周囲に漂っていた。
豊満な体つき。
どこの部位にも極上の肉質の脂肪が、しっかり実っている。
「コックロ……あの……ボク処理甘くないかな……」
「大丈夫だ。というかお兄ちゃんは確か、濃い方が好きだぞ」
「えぇっ!? 剃らなきゃよかった! でもこの水着それじゃ着れないし……」
「昔お兄ちゃんの部屋で読んだ本では……う~ん何だったかな。なんかすごい格好で、エッチなところを見せびらかしている、豊満な体つきの女性が、羞恥攻めされて―――――――」
自らの恰好を再度見直すアクレイ。
女性らしくデリケートゾーンを気にしているようだ。
VIOラインの脱毛は僕は……
いやいや他人に性癖を強要することは、紳士ではない。
「それによく見ると……ちょっと太ったよね……お腹の肉が……」
「運動をしたらどうだ? せっかく得意なんだから。時間もできたし少女時代の頃のように、鍛錬で汗を共に流そう」
「この年になると億劫でね。コックロのようにはいかないさ。それにもう君には着いていけないよ……てか凄いな君の胸。男の視線が痛いだろう? ボクだって社交界でドレスを着ていると、気色悪い視線が止まないんだぞ」
「僕はそのお腹でいいと思うよ!!!!!!!!!?!!! 食らえエルマージ特性の魔法薬!!! ウッ!!!!!!!!!!!」
「お兄様……声大きいよ……恥ずかしいからやめて……なんか変な液をかけるのも……」
目を泳がせながら、体を覆い隠すアクレイ。
360度どこから見てもエッチすぎる。
谷間からお臍にかけてパックリと露出された、真っ赤なブラジリアンビキニ。
おへそと背中は意図的に剥き出しにされ、煽情的な様となっている。
何よりもハイレグすぎる衣装。
何がとは言わないが、くっきりと形が見える程に際どい構造。
恥ずかしいのか従妹は身を屈めるが、その分谷間が強調されて……
それにエルマージ特性の魔法薬が降りかかっているのだから、もうたまらない。
僕は大量に鼻血を噴出させ、湖の一帯を赤く染めていた。
「わっ!? お兄ちゃん大丈夫か!?!?!?」
コックロはまともな水着がなかったのだろう。
かなり大きなサイズでも、丈が足りなかったようで。
胸の後ろ、そして腰にも紐で補修している。
極小ビキニみたいになっていた。
こんなの目撃したら、すべての男が野獣へと変貌してしまうだろう。
どんなサイズならば、ここまでドスケベになるんだ。
片方だけで僕の頭以上は余裕であるぞ。
「んぎゃああぁぁあぁぁあコックロの爆乳はマジで今は死にかねないぃぃぃぃいぃいぃいぃ」
「コックロ! 今すぐお兄ちゃんを支えるのをやめて、顔におっぱいを押し付けるのをやめないと死んでしまうぞ!?!?!?」
倒れ込む僕をコックロは両腕で支える。
しかしそれこそがトドメだったのだ。
僕は大量出血により意識が混濁し、コックロの底知れない双丘。
いや天を貫くような巨大山脈に沈み込む。
鼻からは大量に出血し、下半身の一点には血流が集まる。
よって急速に脳活動の維持に必要な血液が、コンボで欠乏していた。
「病気なのかお兄ちゃん!? いやだ死なないで!? もっとたくさんしたいことがあったのに!?」
「んっぉおぉぉぉぉお死ぬぅぅぅぅううぅぅぅ」
「お兄様が幸せそうに高速で腰を……あっ……動かなくなっちゃった……」
コックロは泣きながら僕の頭を抱きしめた。
頭の上にポツリポツリとアツい雫が、次々と落ちてくる。
死の間際に強烈な性衝動を覚えることは、子孫を残そうとするからであろう。
僕はそれを実感しながら、やがて体の動きは止まった。
これはメートルサイズどころじゃないだろう。
触ったことはなかったが、今ならわかる。
最後に幼少時代から今まで狂おしいほどに求めていた、母性に包まれながら死ねたのだ。
僕は満足だ……
みんな今までありがとう……
幸せな人生だった……
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