第170話 「いじわるマノワール」
僕の目に注目を集める二人。
一方は期待と不安、
もう一方は同志を見つけたような、そして期待を込めたような、自分の欲望を満たしたいという感情を向けてくる。
「だっ……ダメッ……♡」
「なんでダメなんだい? そんなに物欲しそうな顔をして、説得力がないよ」
僕は事も無げに質問するが、黙りこくってしまった。
だが彼女はそうされることを願っていることくらい、手に取るようにわかる。
「……下も……お願い……しまひゅ♡」
「任せなさい」
オーエラさんの返答を待っていれば、ようやく本心は曝け出された。
そして砂をかき分けた。
彼女の地肌に触れたのか、彼女は体を大きく振るわせる。
それでも砂を掘り続けると、肌艶のいい太ももが見えた。
その付け根には卑猥なる脂肪の塊があり、汗などの液体で湿っている。
「お尻が大きいんだね。いつもフリフリと振っていたのは、もしかしてわざとだったのかな?」
「うぅ」
「とてもいい形だ。僕は好きだな」
恥ずかしそうに安産型の腰をくねらせるが、砂に埋もれていて男を誘うようなダンスにしかなっていない。
僕はその砂を撫でながら、みっちりとした感触を楽しむ。
なんて奥まで身が詰まった砂なんだ。
その形の良さに違わず、掴んだ手が離れない程に柔らかい。
「マノワール。その魔法薬は体液の放出は阻害しない優れモノだ。だからこそ楽しめるだろう?」
「あぁ。沢山汗が出てきたね。次から次へと、どこから出てくるんだろうね?」
「もっと汗を出すところ見てください………♡ 恥ずかしいところを見てください…♡」
色に濡れた声。
普段は言わないような言葉を聞くに、彼女もこの異様な熱を持った空気に浮かされているのだろう。
「汗を流すところを見てほしいだなんて、オーエラはマゾなのかな? 僕はそうは思わなかったよ」
「もう見ればわかるじゃないかマノワール。楽しませてやるといい♡」
「ま……マゾ女です!!! ……マゾ女イジメてください!!!」
絶叫するオーエラ。
その被虐性を好む本性を、遂に現した。
意地悪なエルマージは面白そうに笑っている。
きっと僕も喜悦に口角を歪めていた。
「くくっ……どこまでやってしまうものか楽しみだな。他人の痴態を見るのがこんなに楽しいとは思わなかったぞ♡」
「さて、ここらでオーエラは休憩して、エルマージに戻るか」
目を丸くするエルマージ。
だが好奇心と欲望に彩られた目は細められた。
長い睫毛に縁どられた流し目が、僕の表情を捉えると。
舌なめずりをして僕を誘う。
「私まで毒牙にかけるとは……いいぞマノワール♡ 被虐の喜びを教えてくれ♡」
「エルマージ……! 命令するとは偉くなったものじゃないか……」
「凄い雄を感じるよマノワール……あっ♡」
僕は水着の部分にかかっている砂をすべて取り払い、エルマージの両脇を掴んで上に跨る。
喘ぎ声を漏らした瞬間、彼女の瞳は収縮を繰り返し、支配を受け入れる形へと変化した。
そして彼女の汗の掻き具合を確かめると、グツグツと脳が煮えたぎった。
口ではいろいろ言っていたが、結局はこの女もオーエラと同じなのだ。
「オーエラに上から目線で言っていたくせに、なんだこの状態は……」
「私は支配されることに興奮する性質だったみたいだな。自分でも驚いている」
僕は彼女の胴体を、上から下まで間近で眺めた。
しなやかで細身ながらも、程よく男好きする脂がのった極上の雌肉。
女の高い上ずった声。
彼女の肌に触れる度、胸元の上下が激しくなる。
呼吸が乱れていることが手に取るようにわかり、彼女の興奮を如実に感じさせた。
「こうして砂に四肢が拘束されていると、臍の下あたりが疼く……♡ お前に息が吹きかけられた部分が、アツくなっていくよ。わざとやっているなら、いい趣味をしているなマノワール♡」
「余裕ぶった口が叩けなくなるくらい、魔法薬を塗り込んでやるからな……!」
「もう塗る必要はないというのに……どうかこの卑しいメスエルフにお情けをくださいませ♡」
「このっ―――――――」
その瞬間、頭の奥から何かが弾け飛んだ。
そして丹念に魔法薬を塗り込んだ。
波の音も木々が風で靡く音も聞こえるというのに。
二人の女の嬌声だけが、脳内には聞こえてくる。
それしか耳に入らないくらい、僕は集中していた。
汗をたくさん掻いて、二人は健康になったとだけ言っておこう。
その後は肌艶が良くなったが、恥ずかしがっている二人が荒く息を吐きながら横たわっていた。
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