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第168話 「エルマージとオーエラの水着姿」




「マノワールさんは小さい子が好きなのでしょうか……私は割合童顔ですが……ちょっと難しいですね……それにあんな作戦があったとは……! でも私にはあんなに恥ずかしいことは、絶対無理です……」



「オーエラは魅力があるではないか。それは誰にでも出せる者じゃないよ。マノワールも釘付けみたいだしな」



 眼鏡を外している、いつもと違った印象を受けるオーエラさん。

 普段は真面目な彼女が、ビスチェタイプのビキニをつけていると視線を奪われてしまう。


 奮発したのだろう。

 中々に肌の色面積が大きな、普段は見えないところまで見える代物だ。

 ギリギリ厭らしくないところを攻めている。

 

 いつもは受付嬢としてのスーツにブラウス。

 タイトスカートだったりたまにはパンツで、オシャレな彼女はいろんな姿を見せてくれる。




「見てくれていると思うと、顔が熱くなっちゃいます」



 仕事時にいつも着用している、事務員としての制服。

 オフェスレディとしてその辣腕を振るってもらっている。


 だが男の視線はいつも傾いてしまう。

 タイトミニスカートはいつもパツパツになっており、細身の彼女のものとは思えない豊かな臀部。

 幾度となく妄想していたその内部が、惜しげもなく晒されている。




 胸部だって自信をもって、自慢できる逸品だ。

 彼女の美乳は本当に形がよく、だからこそ冒険者たちはいつも彼女に獣染みた欲望を向けていた。






「私もどうだろうか? スタイルには自信があるんだ。もちろんそれに似合った水着も選んだからな」



 クロスデザインの胸元を覆う水着。

 布地は局部以外の部分は編みこまれていて、よって透けている。


 それがスレンダーな芸術的美を際立たせているのだ。

 絵画のような神秘的美貌。




 細い腰に、モデルのように長い脚。

 細身ではあるが、女性のものだと容易に判別できる流線型のフォルムをした肉体。




「私は日光浴でもしようかな。ここは昔から泳いでいたし」


「私は砂パックしてみたいです! お肌にいいって友人が言ってました!」


「なるほど! それはいいな!」


 この湖の砂はとても柔らかく、肌触りもいい。

 裸足で歩いていても、まったく痛くないだろう。


 自然を大事にするエルフたちは、この自然を大切に整備しているのだな。

 それでいて自然本来の姿、そして魅力は損なわれていない。






「それじゃマノワール。頼むよ」



「お手数おかけしますがお願いします!」



「仲間の肌のために一肌脱ごうか」



 力こぶを作ると、コロコロと笑うオーエラさんとエルマージ。

 僕は砂を手ですくって、寝転んだ美女二人にかけてゆく。




「ここの砂柔らかいな~これもエルフたちが調整したのかい?」


「海の砂よりも柔らかいと言われている、地質学的には―――――――と無粋だったな。今日は楽しもう」


「本当に気持ちいいれす~」


 温かな陽気を浴びながら、自然の恵みに包まれる美女二人。

 心身共に美容になりそうだ。


 オ-エラさんは眠気に襲われたのか、舟を漕ぎそうになってしまったようだ。

 呂律が回っておらず、可愛らしい。






「マノワール……? フフ……中々積極的だな」



「ご……ごめんよ!?」



 ようやく下半身が砂に埋もれたエルマージが両腕を伸ばしていると、思わず視線が奪われてしまった。

 彼女は頭の後ろに両腕をまわして、両脇を見せつけてくる。


 そして上気した顔で、隣に座る僕の目をじっと見つめてきた。

 至近距離で視線が交差する。




 なんかいつもの体臭と違うような……?

 普段の柑橘類のような爽やかな香りとは違う、甘ったるい砂糖のような……

 それに何か、彼女はいつもと様子が違うような……




「見ないと埋められないのだから、じっくり見ていいんだぞ♡ ほら腕も埋めてくれ」



「わ、わかった」



「あぁっ……♡ 胸元に砂が入ってしまった。少し砂を取ってくれないか?」



 喘ぎ声を漏らしながら、誘うようなセリフを口にするエルマージ。

 とんでもない部分からの異物の除去を、僕に願う。


 なんて柔らかい砂なんだ。

 モチモチと揉みしだくごとに形を変え、やや小ぶりだが確かな感触がある砂。




 コリコリとした芯のある、思わず口に含んでしまいたくなる砂だな。

 揉むごとに、やけに固くなっていく砂だな。

 僕は上質すぎる砂を堪能した。






「ふぅっ……♡ こんなところで始めるのか? さすがの私も気恥ずかしいが、誰も見えないところでならばいいぞ。流石に初めてはゆっくり二人だけの世界がいいからな♡」



 うっとりとしながら、口の端から唾液が漏れ出ている。

 そんなに日光浴と砂が気持ちいいんだろう。




「そうだ。砂と肌のかぶれ、日焼け防止の魔法薬があったんだ。さっき家で効能を確かめてから持ってきたんだが、全身に塗るのを忘れてしまった。短時間しか効果がないから、塗り直してほしい」










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 『異世界神様チート貴族転生したら、女装して女学園に通って悪役令嬢を誑かして婚約破棄させるように言われた。クラス転生していた悪役令嬢に男バレして追放されたがもう遅い。聖女(?)として復讐だざまぁ!』

テンプレ末期戦異世界チート転生女学園潜入もの書いてます。
こんなタイトルですが、神々の争いに主人公が巻き込まれるシリアス戦記です
 

 『追放ザマぁジャンルの研鑽について、また個人的対策案の成否に関する所感』

初エッセイです。本作品を基に書きました。
また初創作論です。
追放ザマぁジャンルを執筆する作者として、自分なりに反省点を交えた考察。
追放ザマぁの構造的問題への解決につながるかもしれないアプローチ。
新追放ザマぁシステム『連続追放』を通して分析することで、違和感なく楽しみながら完読できる小説を目指すという、ジャンル全体における質の向上を目標とする文章です。
皆さんの目で、お確かめ頂ければともいます。


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― 新着の感想 ―
[良い点]  ヒロインそれぞれに違う魅力が設定されていて見事……というか、ご馳走です(笑) 開放感からかいつもとは違う積極的なエルマージさんもグーです!
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