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第149話 「最強グレートマザーオキャルン」




 物凄い最強だった。

 そんなことにはならないとは思うが、逆らわないようにしよう。


 みんな固唾を呑んで聞いている。

 魔王幹部より断然強いじゃん。




 僕はもうそろそろレベルの上昇も限界が見えてきたが、スキルレベルは爆上がりを見せている。

 これだけ戦う日々を送っているのだから、


 冒険者時代よりも戦闘しているくらいだ。

 やはり魔王の行動は活性化していると見ていいだろう。




 ―――――――――――――――――――――――――

【マノワール・オッサツイホ】

 職業:自宅警備員


 Lv :77

 HP :922/933

 MP :799/821

 攻撃力:236(×0.4) 実数値589

 防御力:698(×0.9) 実数値775

 魔法力:260(×0.4) 実数値651

 素早さ:229(×0.4) 実数値573

 

スキル


 数学lv39

 科学lv43

 社会学lv30

 礼法lv36

 芸術lv27

 舞踏lv26

 製作lv54

 建築lv69

 土魔法lv77

 投擲lx63

 剣術lv58

 体術lv56

―――――――――――――――――――――――――






 Aランク冒険者の平均ステータスは1000。

 これは職業で補正がかかっての話だ。

 彼らもピンキリだが、得意分野では1500ほどいくくらいだろう。


 でも僕はそれらすべてを圧倒的に凌駕する、万能選手だ。

 自宅に入っていれば、下手なAランク冒険者の攻撃もほぼ無傷なんじゃないかな?




 オッサツイホ領にて魔王幹部らしき魔物とも交戦したが、ぶっちゃけ作業だった。

 こちらにはAランク並の実力者が4人いて、陽キャたちのサポートもある。


 もうそこらの魔物じゃ、まったく相手にならない。

 思えば遠くまで来たものだなぁ……


 ……あれ? 僕、そもそも土木作業員に転職したいんじゃなかったっけ?

 なんで思考が冒険者になって、貴族位までなっているんだ?






「俺らも激強くなって、モテモテっすよ!」



「マノワールの兄貴には頭上がんねぇわ~~~!」



「マジの漢っす!!! パネェっす!!!」



 陽キャたちは、僕を持て囃してくる。

 本当にヨイショうまいな。


 それに僕の力じゃないよ。

 ちゃんと彼ら自身の日々の弛まぬ鍛錬が、功を為したんだ。




「いやいや言い過ぎだ。お前たちの努力が実ったんだ。誇りなさい」




「「「「「兄貴マジカッケェーーー!!!!!」」」」」




「過大評価過ぎるよ」




 なんだかやけに慕われている僕。

 そんな大した男じゃないんだけれどな……


 何の因果かこんな状態になってしまっただけの、普通の冴えないオッサンなんだよ。

 本当にクズのまま生きてきたし。

 情けなさすぎる男なんだけれど、それを話しても泣きながら感動しているのはちょっと理解できない。




 僕なんかよりもコックロとかオキャルンさんとかの方が、頼り甲斐ありそうなものなんだけれど

 いや女性は守るものと陽キャたちは思っているのか。

 僕の仲間たち、なんだか女性ばっかり集まっているからな~







「マノワール様! 精が出ますね」



「ジュクレンコさん! 僕はもう貴族ではないので、そのように畏まらずに」



「いえいえ立場の差は弁えねばなりません。あなたがこの集団のトップなことに変わりはないのですから。それよりも一つお話をしたく」










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 『異世界神様チート貴族転生したら、女装して女学園に通って悪役令嬢を誑かして婚約破棄させるように言われた。クラス転生していた悪役令嬢に男バレして追放されたがもう遅い。聖女(?)として復讐だざまぁ!』

テンプレ末期戦異世界チート転生女学園潜入もの書いてます。
こんなタイトルですが、神々の争いに主人公が巻き込まれるシリアス戦記です
 

 『追放ザマぁジャンルの研鑽について、また個人的対策案の成否に関する所感』

初エッセイです。本作品を基に書きました。
また初創作論です。
追放ザマぁジャンルを執筆する作者として、自分なりに反省点を交えた考察。
追放ザマぁの構造的問題への解決につながるかもしれないアプローチ。
新追放ザマぁシステム『連続追放』を通して分析することで、違和感なく楽しみながら完読できる小説を目指すという、ジャンル全体における質の向上を目標とする文章です。
皆さんの目で、お確かめ頂ければともいます。


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― 新着の感想 ―
[良い点] オキャルンさんの余裕は、その圧倒的な強さから来ているのでしょうね。魔王軍幹部以上の実力を持っているとは驚きです。 そして、マノワールさんも相当な実力者になってきました。Aランク冒険者相手…
[良い点] ……あれ? 僕、そもそも土木作業員に転職したいんじゃなかったっけ?  なんで思考が冒険者になって、貴族位までなっているんだ? →確かに(笑) これもナイフ神の思し召し!
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