第137話 「陽キャ攻略法」
「マノワールさん! 正面から倒せないなら、逆に考えるニャ!」
「ミーニャ! どういうことだ!?」
彼女は戦闘クラスを受け持った才媛。
コックロやエルマージと並んで、多くの戦闘者の技術を見てきたはずだ。
起死回生の策を持っているのかもしれない。
期待を込めて、作戦内容を聞く。
「教師として陽キャと接してしていたからわかるニャ!」
陽キャは少ないが、一定数いる職業。
魔法学園で言う一クラス分、3,40人に一人は必ずいるくらいだ。
それくらいは一般常識だ。
だからこそ彼女はそれを分析していたのだろう。
陽キャに教えるため、そして陽キャへの対策のため。
弱点があるのだ。
「陽キャは仲間たちには甘いのにゃ! だから仲間になりにいくのニャ!」
「そうか! ミーニャさん! 陽キャの特徴を教えてくれ!」
「ここに女性型の陽キャはいニャいけれど、性格と行動パターンはかなり似通っている傾向にあるニャ! 今は敵同士でも、お互いに認め合えれば、仲間に慣れるのにゃ! オシャレで陽気かつ積極的な性格、ポジティブで仲間意識が強い。スポーツ万能。リーダーシップに優れ、自身がある。ノリがよくアウトドア派。友達が多く、流行に敏感。 もちろんモテるニャ!!!」
僕と正反対だ……
だが彼らに親しみを持ってもらえれば……
この戦いを止められるかもしれない!
「あとは多趣味だから……お金はいくらあっても足りないにゃ?」
確かにバーベキューセットは豪華だったが、肉の量は少なかった。
もうそろそろ食べきってしまうくらいだ。
僕が彼らにできる、
そうか……!
「お前たち!!! 焼肉奢るから着いてこい!!!」
「「「「「「「「「「おうぇ?」」」」」」」」」」
突然の言葉だったからか、困惑する陽キャたち。
もちろん唐突の意味不明発言に、動きが止まることを狙ったのだ。
その隙に指示を行う。
避難誘導をしていたオーエラさんに、質問をする。
「オーエラさん! 肉の貯蔵庫って何処にありましたっけ?」
「集落の真ん中に! 今詳細を確認してきます! でも使いきれないほどたくさんありますよ!」
彼女の報告から10分もかからず、手際よくン持つは運ばれてきた。
僕は巨大なクーラーボックスを、彼らの目の前に降ろした。
「魔物たちの肉だ! これでバーベキューしろ!!!」
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