第133話 「更なる移民。到来」
それからも趣味がてらの建設に励む、穏やかな日々と。
貴族社交という嫌味溢れる、魑魅魍魎の蔓延る伏魔殿を行き来する。
トップのヴェンリノーブル侯爵が本当に素晴らしい方なので、ショワジ組よりはマシだが。
でも嫌な同僚との付き合いは、本当に心が疲弊する。
そんな折にそのニュースは訪れた。
「また移民希望者? 募集してないのに」
「はい。それにかなりの数で」
「侯爵様に指示を仰ぐか……ってしばらくは外交と軍務官僚としての仕事で、王都だったか」
タイミングが悪いな。
彼も忙しすぎる方だから仕方ないが。
僕のするべき貴族としての仕事もほぼ免除してもらっているし、非常によくしてもらっている。
コックロもよくわからないことで揶揄われているが、悪い気はしてない様子だ。
いい上司だよ本当。万能超人だし。
もっと早くに出会っていれば、僕の人生違ったかも……
「大変です! ジュクレンコさんから、移民希望者たちが建設の邪魔をしてくるって」
オーエラさんが飛び込んできた。
彼女には貴族家の内向きの仕事を担当してもらっている。
内務を司っているんだから、家宰同然だな。
移民問題か。
仕方ない。領主として出て仲裁しなければ。
そうして出かけた先。
オキャルンさんのつくった集落に異変が。
「オキャルンちゃん♪ かわうぃーね!!!」
「や、やめてください~」
そこには肩を組む男女二人。
オキャルンさんがナンパされていたのだ
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