第132話 「マノワールの性癖暴露誘導尋問」
「私はマノワールさんのフェチに該当してますよね! 見た目も性格も見どころが無いし、キャラが薄いって思われてませんよね!? いっつも私の受付嬢制服をエッチな目で見てたから、マノワールさん好みの女だと思っていいんですよね!?」
「えっ!? なんでそれを!? いやいや違うから!?!?!? キャラ薄いだなんて思ってないよ! 今日もお尻大きすぎて、スカートにパンツ浮いてるななんて思ってないよ! …………あっ。間違ったーーーーー!?!?!?」
「……へ? マノワールさんのエッチ!!! そんなところ見ていたんですか!? だから私と事務仕事を共にすること多かったんですか!? なら許してあげます!!!!!」
オーエラさんは涙目で僕に自信の魅力を尋ねてくる。
こんなに素敵な女性が、自分を卑下しちゃいけない。
そう思って否定の言葉を投げかけたはずなのに……
誘導尋問か。
なんて卑劣な罠なんだ。
「あっ! 動揺してるってことは、本当のことじゃないですか!? マノワールさんはロリコンだって信じてたのに!? わたしが昔からおっぱい押し付ける度に、体勢を変えて大きくなったおちんちんから遠ざけていたの知ってるんですよ! でも綺麗で豊満な女性と会った時はデレデレしてたから、まだ教育が足りないみたいですねっ!?」
「違うんだよニンメイちゃん!? 違うんだ! これは違う! 僕は無罪だよ!?!?!?」
「何が違うんですか!? この節操なし! 今だって大きくしてるんでしょう! ほら見せてください! そうしないとロリコン男爵マノワールって言い触らしますからねっ!?!?!?」
「いやぁぁぁぁぁ!?!?!? 最悪な異名をつけないでぇぇぇぇぇ!?!?!?」
小さい頃から娘のように育て上げたと思っていたニンメイちゃん。
そんな彼女に見られていたとは、死にたくなる。
貞節は守るように教えてきたはずなのに……
仲間が増えてきてから、お下品になってしまっているよ。
貞淑でない女性だと思われてしまうかもしれない。
今後好きな人ができた時に、悪いことになるよ。
「そういえば私も野営の時に、マノワールから卑猥な目で見られていたぞ。女所帯だとつい油断して着替えてしまって、気まずくなるのが定番になってるからな。マノワールならば構わないけれども……」
「マノワールさんは結構露骨におっぱい見てくる方ですからニャ……あとお尻も大好きニャ。パンチラは絶対反応してるニャ。恥ずかしすぎて今までは言えなくて……見るなら真正面から男らしく見てくださいニャ……! ふみゃあ……」
「ギャアアアアアアアアアアーーーーー!?!?!?!?!?」
「きゃあっ♡ マノワールさん! わたしのお股をエッチにスリスリしてこないでください! 初めては二人きりでロマンチックにですよ!!!」
エルマージの暴露を皮切りに、ミーニャも同調してきた。
僕は床に転がって、恥ずかしさのあまり身悶えする。
ニンメイちゃんも一緒に倒れ込んで矯正をあげるが、僕は気にしていられる状況ではない。
どうやらバレていたらしい。
ショッキング過ぎて、脳が爆発しそうだ。
そこにオーエラさんが純粋な瞳をして、追撃をしてくるのだ。
皆結構攻めてくるね?
寄って集って僕の精神を粉砕してくるとは、そんなに僕のことが嫌いだったのか……
「男の人はしょうがないですよ! でも仲間だからって見ちゃいけないと思うんです! 信頼関係を崩す行いは慎むべきかと! だからここは私が犠牲になります! マノワールさんの大好きな、体型が強調されるパツパツのOLスタイルだから!!!!!」
「オーエラさんちゃっかり美味しいところ盗らないでください! ずっとマノワールさんはわたしで性欲解消していたんですから、もう性癖は歪みの極致にあるんですからねっ! いつもおっぱいマウントとられてるんですから、わたしがロリマウントとってマノワールさんの性癖だけでも一番になるんです!!!!!」
「お兄ちゃんがお風呂入ってたところに、昔アクレイと一緒に突撃していた時、股間を隠しながらハァハァしてたのはやっぱり……」
多分きっと恐らく歪んでないはずだ。
でも実は少しだけニンメイちゃんで……
ダメだこんなこと絶対に言えない。
僕はそんな異常性癖ないはず。
コックロとアクレイの話は、度重なる苛めで精神がおかしくなっていたからなんだ。
「わ、私だって! 私だって! ……でも夫婦になるからといっても、恥ずかしいですニャ~!? この前ミーニャの名前呼びながら獣人の尻尾を模したオモチャを使って、マノワールさんがシてたの見ちゃったこと思い出しちゃうにゃ~!!!」
「こういう卑猥な話は苦手だ……だが私は尽くす女。ある程度ならエルフの英知を使って、夫の性癖に対応してみせよう……ってなんだそれはミーニャ!? 私はケモミミだけは対応しきれんぞ!?!?!?」
「お兄ちゃんは私みたいな無骨でつまらない女なんか……でも昔から夢だった、綺麗なお嫁さんになりたいよぉ……こんな年じゃダメなのかな……あっ。そのエッチな道具、隠し場所知ってる」
「みんなお酒を飲もう! レディキラーはきっと嫌な記憶を忘れるために作られた、神の慈悲なんだよ!!!!!!!!!?!!」
僕は甘口の度数の高いお酒を勧め、この記憶の消去を目論んだ。
しかし女性陣の猥談は増々ヒートアップし、僕の精神状態は荒廃する。
トホホ……やっぱり女の子ばっかりの中で飲むのは、散々だよ……
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