第109話 「母の悲哀 親不孝息子の逆上」
「―――――もうやめてナルシオ!!! なんでそんな子になっちゃったの!? 私が小さい頃に構ってあげられなかったことで、拗ねてしまったの!? 人様をママ呼ばわりするくらいまで歪んでしまったのは、私の責任なのね!?!?!?」
「ママ!? マノワール! ママに何を吹き込んだ!?!?!? 僕からママを奪う気なんだなぁぁぁぁぁ!?!?!?」
「何を吹き込んだだと!? ふざけるな!!! お前のお母さんは学園長に頭を下げていたんだぞ! ろくでなしのお前のために!!!」
心配して見に来たナルシオのお母さま。
母親が出てきた瞬間、甘えた態度を見せる盆暗息子。
僕は怒る。
未だに彼女の苦労を理解しようともしないのか。
自分勝手に母親を慕いながら、彼女の心を省みようともしない。
卑劣な性根を叩き直さないといけない。
「お母さんを愛するならば、なぜ迷惑をかける!!! こんな息子でも母親は泣いてくれるんだぞ!? お前は間違っている!!! 審判お願いします!」
「おのれマノワール! 最愛のママたちを騙す貴様は、万死に値する!!!」
「ママは普通は複数いない!? 特別すぎる家庭環境があると信じ込むのはやめろ!」
そうして戦いの火蓋は切って落とされた。
双方魔法陣を起動する。
ナルシオは最初から羽を生やした。
本気という事だ。
今回は真っ向勝負。
エルマージたちの支援はない。
だがそれよりも、僕は進化したんだ。
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【マノワール・オッサツイホ】
職業:自宅警備員
Lv :74
HP :896/899
MP :784/788
攻撃力:227(×0.4) 実数値567
防御力:670(×0.9) 実数値744
魔法力:249(×0.4) 実数値622
素早さ:218(×0.4) 実数値544
スキル
数学lv36
科学lv40
社会学lv28
礼法lv29
芸術lv21
舞踏lv18
製作lv46
建築lv60
土魔法lv69
投擲lx56
剣術lv49
体術lv46
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「お前を倒し、捻じ曲がった性根をたたき直す!!!!!」
「僕が望む新世界はようやく到来の時を迎える!!! 邪魔者は消えろよ!!!!!」
お互いの譲れない想いは、衝突することで勝敗を定め。
その意志を貫ける者は決まる。
負けられないこの戦い。
絶対に勝って見せる。
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