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転生を希望します!  作者: 黛ちまた
イリダ編

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蟻地獄へヨウコソ☆

イツラコリウキ視点です。


ちょっとテンション上げないと書けないので、この人の話は疲れます。


ケツァが外でコイビトを作ったって聞いた時は驚いたヨネー、ホントに。あのケツァが!

しかもその相手がアドリアナだなんて、ドラマチックすぎて、イツラコリウキ、トキメキが止まらないヨ。


レジスタンスのリーダーをしてるホルヘとアドリアナ。

アドリアナと恋人になったケツァは、お互いがお互いの素性を知らぬまま何度もデートして、奥手なケツァってばアドリアナにハジメテを奪われちゃうんだもん。笑っちゃう。

デモ、アドリアナは見どころがあるよ。押されて慌てるビギナーくんを大丈夫、って言って食べちゃうんだから。

フツーにアレ、興醒めすると思うのに、さすがレジスタンスのリーダーってトコかな。

小心者で完璧主義で潔癖なショロトルには絶対出来なかったコトだよねー。


一時的に手を組んだとして、王家に反旗を翻そうとするレジスタンスのリーダーの片割れと、王家の頂点に立つショロトルの別人格の恋が、このままハッピーエンドは有り得ない訳デ。

私としてはドッチでも良いケド。ケツァの不幸は身体を共有してる私にとっても不幸かなって思うカラ、お手伝いもヤブサカじゃないヨ☆


オメテオトルはショロトルを助ける為にマグダレナに行こうとしてル。それでミチルちゃんに会って願いを叶えてもらうんだっテ。

アレ、何処まで本気なのカナ。ウチらイリダなのに、女神が助けてくれるとは思えナイんだケド。しかも攻め込む訳だシ。何だろ、キョーハクとかする気なのカナー?

オメテオトルのその点だけは理解出来ないんだよネー。

まぁ、計画を成功させる為の準備は私の方でもしてるケド。チャルチウィトリクエも無事落とせたし、イケる筈。


ケツァは何も考えてないから、アドリアナと一緒にいたいぐらいしか思ってないんだろうナー。

モー、みんなもうちょっとちゃんと考えないと駄目だゾ☆




オメテオトルが寝てるのを見計らって、チャルチウィトリクエに会いに来タ。

最近、オメテオトルは色んなコトをしてるから疲れるみたいで、寝る時間が増えタ。動きやすくなるから助かるケドね。それに働きスギは良くないヨネー。

ケツァもアドリアナに会いたいだろうけど、今はおあずけ。ホラ、アレよ。会えない時間が育んじゃう愛とか言う奴。


「……何しに来たのよ」


私の顔を見て怪訝な顔をするチャルチウィトリクエ。

キレイなお顔が台無しダゾ?


「その後、首尾はドウかなー? と思って」


「やっているわよ、言われなくても。安心しなさいよ、王は私に溺れているわ。子供も直ぐに出来るから待ってなさいよ」


言うだけ言ってチャルチウィトリクエは帰って行った。

つれないなぁ。

でも、私と二人で会ってるって王に知られたら大変だもんネ。


チャルチウィトリクエに、王を陥落させろと命じたのは、私。オメテオトルは知らナイ。

王が若くて少し気難しくてなかなか思い通りにならないチャルチウィトリクエを欲しがっていたのは分かってタ。


君の魅力で王を落としてしまえば良いヨ。そうすれば君は貴族の元に降嫁する必要なんて無いんだカラ。

チャルチウィトリクエは結婚して、王族としての利権を失うコトを嫌がってタ。

だから唆した。王の正妃には子がいない。君が王の子を産めば、君は降嫁しないで済むよ、って。

そこからは早かった。チャルチウィトリクエは王の愛妾になった。

彼女の読みが狂うのは、王が飽きっぽいってコト。

気位が高くておもねるコトが出来ないチャルチウィトリクエは、マグダレナ侵攻が開始する頃には王に飽きられているだろうし、そうなるようにとっておきの美姫を王にアゲル予定。


チャンティコには、無事にマグダレナ侵攻を終えたら、妃に迎えたいって言った。だから彼女は、女でありながらマグダレナ侵攻に参加シチャウ。カッコいいね!

上級国民の筆頭家門の娘を妃にするのが普通だけど、そんなの何とでもなるヨネー。

父に子がいなかった所為で無用な争いを生んだカラ、子は沢山欲しい。だから妃は最初から複数人持つと言えばいいだけだもんネ。その候補には、マグダレナ侵攻には不参加を決め込もうとしてる家に声をかけてル。


私は王位継承者として参加出来ないから、代わりにチャンティコを立てて一緒に向かって欲しい。そうすれば娘を妃に立てた後も妃になるチャンティコとの関係は良好になるカラ、ってそれらしいコトを嘯いちゃう。

我ながら良く口が回るなーって思ったケド、そこはご愛嬌って奴。

表面上仲良しで、裏で潰し合いをしようと考えてても構わないヨ。


王には、マグダレナを無事支配出来たなら、私の替わりに玉座に座り続けるコトに異論を口にする人間はいなくなるよ、って言っタ。

私は王にはなりたくないけど、血筋がそれを許してくれない。でも、マグダレナ侵攻が成功すれば、話は変わる筈だし、私も貴方を推薦出来る、って。

私の言葉をそのまま真に受けたりはしてないだろうケド、自分がこれからも王位に居続ける為に、マグダレナ侵攻はチャンスだと王は認識したミタイ。幸せな人ダネ。


頭の中お花畑な王は、男の王族をそれぞれ呼び出して言った。

この侵攻で最も功績を挙げたものを次の王太子にする、って。これはねー、手間が省けて本当に良かったよね。

その上で、王は素知らぬ顔でショロトルの身に何かあっては困るから、参加しちゃ駄目って言ってクレて。

うんうん、参戦しない為にどうしようかなって思ってたから、ホント助かったよ、アリガトー!


みんな、好きなようにやって良いヨ。

どうせ、消えるんだから。


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