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対帝国艦隊
帝国と通信している者が分からないまま、時間だけが過ぎていく。
「まだか!」
「すいません、まだです」
サフラン王子は苛立ちからか同じ場所を行ったり来たりしている。
そんなに苛立っても仕様がないのに、見つかるまで待つしかない…とは思っているが、既にマップ画面に映し出されている敵艦の数は10隻まで増えていた。
このままでは逃げ道を失い、撃沈されるのを待つだけになってしまう。
なるべく敵艦のいない方向に誘導してはみるが、こちらの位置を常に誰かが教えていたら、逃げる事も出来ない。
早く見つかるのを祈るしかない。





