謎の攻撃
光った。
カミナリかとも思ったが違う。
光った瞬間、光の線が空中戦艦に向かって伸びてくる。
一瞬だった。
光の線が空中戦艦にあたる。
「パン、ドドドドドォン」
轟音と共に船体が大きく揺れる。
「何があった!?」
「下からの攻撃です」
「被害状況は?」
「防護魔法で防げました」
「よし、直ぐに攻撃体制に移れ、敵、補足できるか?」
「雲の中なので捜索は難しく…」
「そんな事聞いていない。
敵を場所を特定しろ!」
「イエッサー」
ブリッジの中は突然、慌ただしくなった。
「ウィーン、ウィーン、ウィーン」
艦内には警戒音のサイレンが鳴り響いていた。
「翔、何があった?」
声をかけてきたのは部屋で待っていた王子達だった。
「どうやら敵襲のようです」
「敵襲?」
「艦長、この航路は安全だったのではないのか!」
艦長ってここに居たんだ。
そしてその艦長に言い寄っているのはサフラン王子だった。
「はい、この空域は中立地帯の領地のはずです。
まず中立地帯の者が、攻撃してくるはずもなく、海賊達にこの高度を飛べる飛行艇もないはずです。
考えられるのは魔族か機械化帝国のどちらかと思われます」
「フム、魔族なら身体1つで向かってくるはず、そのくらいの実力はあるはず」
「そうなれば、機械化帝国か?」
「可能性は高いな」
「兎に角、雲の上だと狙ってくださいと言っているようなもの、我々も雲の中に入るぞ。
左舷にハンドルをきりながら空の中に突入する」
「イエッサー」
船体が傾きナガラ雲の中に突入していった。





