謎の仲間 51
ヘリポートからは螺旋階段で下に降りるように出来ていたが、下を見下ろすとかなりの高さがある事が分る。
飛行艇が安全に着陸させる為のヘリポートの為、森の木々よりも高く設置されていた為、ビルの20階相当の高さはあると思う。
この高さから降りるのも大変そうだ。
「この螺旋階段を降りると直ぐ門があるから、そこから入れるはずだ。
門を開けてくれるかどうかは分からないけどな」
「あれ、ゴリ…じゃない、ムールチカは行かないのか?」
「この体格で階段を降りられると思うか?」
「あ〜あ、無理だな」
螺旋階段の幅は、通常の人が1人通れるくらいの幅しかない。
とてもじゃないけど、ゴリラが通る事は不可能だろう。
僕が抱えて飛べばいい事だが、ゴリラには悪いけど先に帰って貰う事にした。
ヘリポートにDルームの扉を作り、ゴリラと飛行艇を収納してから僕と隼人は螺旋階段を降りていった。
螺旋階段を降りるとゴリラが言っていた通り、大きな門が立ち塞がった。
大きな山に埋め込まれているので、きっと洞窟を塞ぐように門を作られているのだろう。
近づいて門に触れようとしたら『バチッ』と火花が飛び散った。
門には防護魔法が施されているようで、誰も中に入れないようになっていた。
防護魔法の外からインターホンや、呼び出しベルとかないか調べるが、そういった物はないようだ。
中にいる人物が僕達に気付き、門を開けてくれないかと思って、暫く待ってみたが何も変化はなかった。
こうなったら実力行使、防護魔法を解除する為に、僕は竜聖剣を取り出した。
久しぶりの登場だ。
これなら防護魔法を切り解除することができるはず、僕は魔力を込めて門に向かって切りつけた。
『ピキィィィィン』
なんか嫌な音が響き渡ったが、竜聖剣は折れていないし刃こぼれもしていない。
なんの変化もないようだが、久しぶりの剣で切り方を忘れたのか?
それならもう一度と思い、剣を振りかぶった瞬間、門が斜めに切れ崩れ落ちた。
防護魔法だけを切るつもりが門まで切ってしまった。
これもレベルが上がった所為で力の調整がうまく行かなかった所為だ。
まあ、良いか。
門が崩れたから開ける手間も省ける。
僕と隼人は崩れた門から中に侵入した。





