謎の仲間 47
隼人以外、皆、幸せそうだ。
それぞれペアを見つけて、2人でDルーム内を歩き回っている。
その内、子供が出来て、ここの人口も増える事だろう。
だけどそうなった時、皆は元の世界に帰りたいと思うのだろうか?
それともこの異世界で暮らしたいと思うのだろうか?
このDルームは安全だけど、僕が死んでしまったら、このDルームは消えてしまうのだろうか、そうなる前に地上に安全な街作りをした方がいいか、今はフルールイルという街を経営している。
ほとんどが他人任せだが、そろそろ僕が…、仲間達が住みやすい街作りをしても良いかもしれない。
潤から今回の件を聞いて、仲間達の為にもアマゾネスを保護しなければならなかった。
不意に僕は何かを忘れているような気がした。
「どうしたの?翔くん」
沙羅が声をかけてくるが、とてつもなく嫌な予感が近づいて来ているような気がする。
僕の中の警報がここから早く逃げろと警告している。
この手の警報は外れた事はなかった。
「沙羅、ここから離れよう」
「突然にどうしたの?」
「良いから、嫌な予感がするんだ」
移動しようとしたら、既に手遅れだった。
僕にしがみつく女性、沙羅ではない。
アマゾネスの女性だった。
見た事あるようなないような…。
「あっ!」
「旦那様、やっと見つけましたわよ」
思い出した。
アマゾネスの島で気絶させた可愛い子ちゃんだ。
「な、なんで旦那様なんだ?」
「だって私と勝負して倒したじゃないですか。
だ、か、ら、貴方を追ってきました。」
ああ、やってしまった。
いや、これは不可抗力。
沙羅を見るのが恐い。
絶対、怒っているに違いない。
「翔くん、ちょっといいかしら」
やば、やはり怒っているようだ。
顔は普通を装っているけど、あの目が…、目力が強すぎて恐い。
隼人じゃないけど、誰か助けて〜。
約一時間、沙羅からガミガミと小言を聞かされた。





