謎の仲間 46
「潤、あれはどういう事だ」
「ん、何だ、翔か。
あれか、面白いだろう。
ゴリラと隼人、お似合いのカップルだろう。」
言い方が悪かったのか、聞きたい事とは違う答えが返ってきた。
「いや、何故、討伐するはずのゴリラがここに居るんだ?」
僕が潤に聞き直すと、その理由を面白可笑しく話して聞かせた。
「なるほど…」
しかし、そうなるとアマゾネス達と誘拐された子供達を一緒にする訳にはいかない。
子供達が怖がるし、もしかしたら僕達とアマゾネス達がグルだと思われてしまうかも知れない。
犯罪者を捕まえたから奴隷とするのは当たり前だけど、どうしても僕達と一緒にいると仲間だと思われて自分達も犯罪者の気分になってしまう。
まずは子供達を親元に返す事から始めよう。
子供達を攫って来たのだから、何処から攫って来たかはアマゾネス達が分かるはず。
子供達をただ返すだけではなく、迷惑料を持たせ、これ以上怨みを買わないようにしないと。
口止め料とも言えるが、僕達が犯罪者ではないと言う事をアピールしないと。
まあ、隼人とゴリラの事は二人の問題だから、僕は手を出さず二人に任せようと思う。
二人の様子を見て、僕が思った事。
『隼人、モテモテじゃないか』
隼人は嫌な顔をしていたが、ゴリラはそんな事は、一切気にする様子は見られず、隼人を抱きしめたままだった。
その様子を見る仲間達は、笑いを我慢する者、高笑いする者、ほとんどの者は、その光景に笑い転げていた。





