謎の仲間 43
僕と沙羅は、誘拐された子供達を親元に返す為にガーランドさんの所に訪れていた。
船出してから、ほんの何日しか経っていないのにまた訪れるなんて向こうも思っていないだろう。
それに貰ったとはいえ船を壊してしまって、どう言い訳すれば良いかを考えていたが、その点に関しては何も言わなかった。
「子供達を親元に返す…ですか」
ガーランドさんは腕を組み部屋の中を行ったり来たりと一人で何かを考えているようだ。
「これは私からよりもギルドに頼んだ方が良いかも知れませんね」
「ギルドに?」
「ええ、私達も多くの取引先で聞くことが普通なら出来ますが、今は船が足りずに実際、今取引出来ているのは普段の1割程度しかないでしょう。
完全復興までには、まだまだ時間がかかりますから、それなら世界に中継支部があるギルドの方が探しやすいかも知れませんね」
と言う事で、僕と沙羅はギルドを目指した。
何だか親を探すのが面倒だから、たらい回しにされているように思えるのは僕だけだろうか。
ここは1番偉いギルド長のデンシンさんに話すべきだろう。
いろいろお世話になっているし、自分なりにかなり貸しを作っていると思うので、断わりはしないと思う。
デンシンさんに話をすると、「分った」と言ってくれた。
流石、ギルド長、頼りになる。
「親は探してやるが、1つ頼みがある」
かなり貸しを作っていたと思ったけど、更に頼みとは…、貸し借り帳を作って管理しないといけないのかと思い始めていた。





