謎の仲間 41
潤と葵はアマゾネスの鍾乳洞へ向かった。
葵は、ちょっと不満そうでブツブツ言っていたので、潤が「明日、街に遊びにでも行くか?」と言ったら、葵は「行く行く」と目を輝かせ、先程の不満そうな感情は何処か行ってしまったようで、今は嬉しそうに身体を踊らせていた。
なんて現金な奴なんだと思ってしまう。
潤と葵は、まず入り口から中の様子を伺う。
中の状況が分からない潤達は、アマゾネス達に奇襲されないように警戒しながら進まなければならなかった。
隼人達を餌に仲間達を呼び寄せ、一網打尽にするつもりなのかも知れない。
考えられる事は全てやって置かないと、後悔先に立たず。
アマゾネス達に一瞬で殺されるかも知れない。
周りを良く確認して行かないと。
入り口から見える通路には誰もいないようなので先に進む。
その先は格納庫、さっき帰って来た飛行艇がズラリと並んでいたが人の気配は無い。
更に奥へ進もうと格納庫に入った瞬間、奥からアマゾネス達が現れた。
シマッタ。
僕達の存在がバレてしまった。
完全に目と目が合ってしまった。
ここは一度撤退して出直すか、それともこのまま交戦して隼人達の元まで突っ切るか、でも葵もいるから、葵だけでも逃がすか、とかいろいろ考えていたらアマゾネスの1人から声をかけられた。
「中にいる人間の仲間か?」
「そうだけど、仲間は無事か?」
「それは勿論、中で宴をやっているから中に入ってくれ。
私達は、持ってきた酒や食料を運ばないといけないから」
それだけ言うとアマゾネス達は、僕達には無関心だというかのように、飛行艇に積んでいる荷物を降ろしていた。
僕と葵は顔を見合わせ、中に入れと言うなら入るしかないな。
武器を持っている訳ではないし、潤達は奥へと入っていた。
段々と笑い声が聞こえてくる。
とても争っているようには思えない。
何をやっているのか…。
潤と葵が奥の間に入るとそこは宴会場と化していた。
アマゾネス達の間に仲間達が座り、食べて飲んで歌ったりしている。
争っているというよりかは、お互い和んでいるように見える。
そして上座には一際大きなアマゾネスが。
そしてそのとなりにちょこんと隼人が座っていた。
隼人は僕達を見つけると、
「潤!助けてくれ〜!」
と叫んでいた。





