謎の仲間 32
まずは格納庫。
この部屋が広いのでここで迎え撃つかと思われたが、ここには誰も居ないようだ。
「先へ進め、次の広間が決戦だ。
気を引き締めて向かえよ!
そして分かっていると思うが、絶対殺すなよ!」
「「はい!」」
殺してしまっては奴隷にも、そしてその先の事も…。
なので今回はなるべく武器を使わず捕まえたい。
アマゾネス族も武器は使わず鍛え抜かれた筋肉によって繰り出される手足で相手を粉砕する。
剣に慣れている隼人達には肉体戦は不利だが、レベルは隼人達の方が上なので、どうにかなるだろう。
「フォワード!盾構え!」
「おぉぉぉ!」
「進め!」
剣でが使えないので盾で防ごうというのか?
格納庫から狭い通路へと入って行く。
狭い通路を抜けると、
「おっ!」
分かっていたが目の前にその光景を目にすると驚いてしまう。
そこには大広間の入り口を取り囲むようにアマゾネス達が集結していた。
「ここを何処だと思ってんだい!!
ここを知られちゃ生きては返さないよ!!」
お頭のゴリラが叫んでいたが隼人達は気にする様子は見られなかった。
隼人達の顔は緊張…というか、皆、ニヤケ顔になっていた。
それもそのはず、普段、女のおの字もない汗臭い男ばかりの集団の中。
目の前には女性達が、それもビキニ姿で待っていた。
男達は緊張というよりは興奮していた。
まるで盛りのついたオオカミのように。
男達はそれぞれどの子にするか話し合っていた。
「俺はあの子が良いかな」
「俺は絶対、真ん中の子だな」
「やっぱりポニーテールの子だろう」
「あのゴリラ以外なら誰でも良いや」
全く緊張感がなかったが、気合いだけは普段の何倍も膨れ上がっているように思われた。
目の前に吊るされた餌と一緒だな。
「お前達、返りうちにしな!」
お頭の怒号が飛び、アマゾネス達が襲いかかってきた。
「よ〜し、上手く捕まろよ!」
「おぉぉぉぉぉ!」
「フォワード、進め!」
「おお!」
隼人の指示でフォワードが盾に隠れるように前進して行く。
いよいよアマゾネスVSサッカー部の戦いが始まった。





