護衛3日目ー17
先程、空中戦艦が落とした物体は砂海の中に入ってしまい、何の変化もないまま時間だけが過ぎて行った。
あの物体は何だったのか?
対潜水艦で戦闘機から落とすとすれば爆雷だろう。
潜水艦と同じ深度に達した時、爆発するような仕掛けだ。
それと同じ仕掛けだとすると、潜水艇と同じ深度に達した時、爆発するはず。
だが、潜水艇はまだ逃げる為に深く潜っているようで、僕のマップに移るマーカーが更に薄くなっていた。
空中戦艦が落とした物体が爆雷なら、もう爆発しているはず、でもまだそんな気配などない。
潜水艇が深く潜る事を考慮して、深い所で爆発するようにしているのか?
それとも追撃装置が付いていて潜水艇に当たった瞬間、爆発する仕掛けなのか?
または、空中戦艦で操作する事が出来て、爆発するタイミングも空中戦艦で操作出来るようにしているのか?
どちらにせよ、まだ、爆雷は爆発していないという事は潜水艇を追いかけているのだろう。
どのくらい経ったのだろう。
皆、固唾を呑んで待っていた。
静かだ...。
ただ時間だけが流れていく。
空中戦艦の一斉射撃によって作られたすり鉢状になった砂海も、周りから砂が入り込み、元の平らな砂海に戻ろうとしていた。
突然、辺りに爆発音と地響きが響き渡った。
『ドン、ドンドドドドド』
音と共に大きな揺れが襲う。
街にいた僕達の所まで大きな揺れは感じられた。
揺れの大きさは震度4くらいか。
立っていられるが、大きな揺れが感じられた。
現場の砂海では、すり鉢状になった穴が地中から押され、へこんでいたのに一気に砂海より膨らみ、風船のように弾けたかと思ったら、黒い煙を吐き出し元の平らな砂海へと戻っていた。
僕はマップ画面で確認したが、機械兵士達のマーカーは既に消えていた。
僕のマップ画面の範囲から逃げる事はないと確信しているので、機械兵士達は空中戦艦が落とした爆雷によって、砂海の藻屑となったと確信した。
やはり潜水艦は海に浮かぶ戦艦を攻撃する為やいろいろな軍事的に作られたが、空を飛ぶ戦闘機には攻撃方法が少なく潜って逃げる方法しかなかった。
それはこの異世界でも同じ事だと立証された。





