護衛3日目ー14
空中戦艦は回避行動に移る。
大きく左に船体が傾き、左に向きが変わるが、砂海から発射されたミサイルは追跡装置がついているのか、回避行動をとっている空中戦艦を追いかけるようにミサイルも軌道を変えていた。
でも空中戦艦にも防護魔法がかけられているので、直撃する事はなく防護魔法で防げるだろうと予想していたが、ミサイルは防護魔法をすり抜け、船体中心より少し後方部分に直撃した。
『ド、ドォーーン』
2基のミサイルが同じ場所に激しい爆発と大きな音を立てて船体に直撃した。
防護魔法を無効化出来る何かがミサイルにはついていたのか?
爆発した場所から激しい煙がモクモクと辺り一面に立ち込めている。
被害はどうだろうか?
あの爆発、煙の量から見て、かなりの被害が出たかと思う。
このまま墜落するという事はないだろうか?
今の所、攻撃を受ける前と変わらないように見えるけど...。
激しく立ち込めていた煙は、段々と鎮静化していく。
空中戦艦の中では、必死で消化作業を行っているんだろうと予想がつく。
そして煙が少なくなって、被害の状況がようやく見えた。
船体には小さな穴が空いていた。
小さいといっても、巨大な空中戦艦。
穴の大きさは1平方メートル、普通なら大きな被害と言えるだろうけど、巨大な空中戦艦で見てみると、それは船体に小さな穴を空けられた程度、ほとんど問題ないレベルに思える。
そして空中戦艦の下部のハッチがゆっくりと開き、そこから巨大な砲門が迫り出してくる。
いよいよ反撃開始だ。





