護衛3日目ー10
「どういう事です?
砂海の中に機械兵士達がいるという事ですか?」
「ずっと船を出す度に、攻撃を受けていたのだが、敵の正体が分からなかった。
姿が見えないように消しているかと思っていたが、翔くんのお陰でようやく確信した。
敵は砂海の中にいる!」
「砂海の中という事は、機械兵士達は砂海に潜れるという事ですか?」
「いや、多分、潜水艇で潜んでいるのだろう」
「潜水艇!?」
潜水艇と聞いて見てみたいとまず思った。
元世界でも潜水艦などいたが見たいと思っても、なかなか見る機会がなかった。
現物は見たことなかったが、潜水艦の形は写真や絵で見る機会があったので分かるが、この異世界の潜水艇はどんな形だろうか?
やはり同じような形、構造になっているのか?
それとも水の海ではなく、砂の海だから形も変わっているのだろうか?
見てみたい!
姿を見せてくれないかと期待はするが、わざわざ隠れているのに出て来てはくれないだろう。
そして気付いたらギルド長のデンシンさんは地図を見ながら、また1人でブツブツ言っている。
どうやら誰かと通信しているようだった。
暫くすると上空を巨大な黒い影が通り過ぎて行った。
「あれは...!」
上空を通り過ぎて行った影、見覚えがある。
あの格好いいフォルム、あの存在感、戦艦好きには、たまらないだろう。
『ゴーーーー』
と、噴射音をたてながら優雅に進んでいく。
ネイロ国の空中戦艦だった。





