護衛2日目ー16
森は火が木々に燃え移り、炎と共にモクモクと黒い煙が立ち上っていた。
その光景は遠くからでも確認出来たのだろうか?
街の方から多くの人々がこちらに向かってくる様子がマップ画面で確認出来た。
まさか、機械兵士達を討伐する為に街にいた傭兵が集団で出て来たかとも思ったが、ここに機械兵士達がいる事は誰も知らないはず。
ポーラがギルド長に伝え、傭兵達に召集をかけたにしては早すぎる。
やはり森から煙が立ち上るのを見て森林火災だと思い、消火する為に急いで向かって来ているのだろう。
しかし、今は機械兵士達がいる。
一般市民が束になっても敵う相手ではないだろう。
一方的な虐殺となってしまうだろう。
そうなる前に機械兵士達を倒すべきか?
だが、戦いの最中に機械兵士達が自爆してしまったら、大勢の一般市民を巻き込んでしまう。
それだけは阻止したい。
なら、どうするか?
僕が悩んでいると、機械兵士達が撤退する話をしていた。
「このままでは、目立って、しまう」
「そうだな、ここで捕まる、わけにはいかない」
「人質と共に、場所を、変えた方が、いいな」
「それで、人質は、何処だ?」
「おまえが、捕まえて、いたのではないのか?」
「いや、お前だろう」
機械兵士達の言い争いが始まっていた。
機械兵士達の間でもケンカくらいするんだなとつい不思議に感じる。
人と同じような感情が有るんだ。
まるで人間同士のケンカのように見えてくる。





