謎の仲間 26
「皆、準備はいいか?」
「お~!」
「オッケイ」
「いつでもどうぞ」
洞穴の中に聞こえないように小声で話した。
中では酔いつぶれて外の事なんて気にならないだろうけど、万が一に備えて慎重に行動に移ることになった。
「中には人質がいるから、人質優先で他はどうでも良いけど、なるべく生きたまま捕まえよう」
「捕まえるのは面倒くさいから殺した方が早いんじゃないのか?」
「もしかしたら賞金がかかってるかもしれないし、キチンと公平な裁判を受けないといけないと思う」
「潤、そんな事どうでも良いんじゃ?」
「いや、今まではそれで良かったかも知れないが、他所の土地に来て人殺しをやっていたら、逆に僕達が犯罪者になる可能性もある。
だからなるべく自分達の正当性を訴えなければならないと思うんだ」
「ちゃんと考えているんだな」
「当たり前だろ、一応、僕が団長だからな。」
「あっ、そうだった」
潤は少し苦笑いしていたが、
「進む順番だけど先頭は海斗、隠密で前方を探ってくれ、
そして隼人、敵が現れたら対処してくれ。
そして僕、最後のしんがりを翔にお願いする。
女性達とその護衛に祐太は、洞穴の入り口で敵の増援がないかを確認してくれ。
「それでは出発!」
「お~~!」
僕達は静かに洞穴の穴の中へと進みだした。





