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フルールイル 12
ドーリは出来たばかりの支柱を立てた。
支柱の円周は2メートルほど、高さは5メートル円柱、それを1人で抱えて立てるなんて、ドワーフだからなのか、凄い怪力だ。
「ムーア、ムーア何処にいるの」
ドーリは誰かを呼んでいた。
誰を呼んでいるのかと思っていたら、ドーリの足元がモコモコと土が盛り上がった。
そこから飛び出した幼女の姿。
この感じ、そして見た印象、見たことある。
そう、精霊達と同じ気配がする。
「呼びましたか、ご主人様」
「ムーア、そんな所にいたのか。
紹介しよう、私の土の精霊のムーアだ」
「可愛い~」
「土の精霊と言うことは、翔くんの所にいるエルダと同じ仲間ということ?」
「はい、あたいとムーアは同じ種族なのよ」
「ムーアなのです。皆さん、よろしくなのです」
後から聞いた話ではドワーフは成人すると精霊を1人、使役する事ができるらしい。
ドーリはムーアを呼んで一体何をさせようとしているのだろうか。





