323 ガクシン邸
食事の準備が出来たという事で、部屋を移動した。
1階にある大部屋、主に大人数で会議やパーティーなど開く為の部屋のようだ。
今は大テーブルに、豪華な料理が並べられていた。
ガクシン将軍は一番奥の席の上座的な座った。
「まあ、好きな席に座れ、
翔は俺の隣な」
それぞれ好きな席に座り、メイド達からナプキンを付けられ、別のメイド達がワインらしき物をグラスに注いでいく。
「今日は楽しく飲んで食べてくれ」
そう言うとガクシン将軍は、ワインの入ったグラスを掲げた。
何だか分からなかったが、乾杯という事なのか、真似をしてワインを掲げた。
ガクシン将軍は、グラスに入ったワインを一気に飲み干したが、僕はチビチビと飲んでいたら、背中をドンと叩かれ、僕はむせかえそうになり咳き込んでいた。
「男なら一気に飲め」
「いや、ガクシン将軍、一気に飲んでいたら直ぐ酔っぱらってしまいますよ」
「良いじゃないか、ここに泊まっても良いぞ。
何なら翔の奥さん達と寝られるように、広い部屋を用意するが」
一瞬、吹き出しそうになった。
「ガクシン将軍、僕達はまだそんな関係では無いですよ」
「何だ、まだなのか。
早く身を固めて跡取りを作らないとな」
「まだ早いと思いますが」
「今の内だぞ、戦争行ったら死ぬかも知れないし、子供はかわいいぞ」
「そう言うガクシン将軍は、奥さん達ととお子さんは居るのですか」
「勿論、居るさ。
ほら、お酒を注いで回っている女性が俺の奥さんだ」
「注いでいる人、何人も居ますが、どの人ですか」
「勿論、全員さ、全部で16人に子供が10人、今のところな」
「え、あの人達全員ですか、奥さん多くないですか」
「いや、当たり前だと思うが、恋が多ければその分、奥さんもお金もかかるというものだ。
そうだ、奥さん紹介するぞ」
そこまでは覚えていた。
そのあと奥さんが挨拶するたび、ワインを注がれ、それを一気飲みさせられる。
全部で16杯、このワインのアルコール度が高いのか、直ぐに酔いが回り始めた。
最後の方は、意識が朦朧として、気が付いたのはベッドの上だった。





