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187 隠密部隊
次の日、早々に50階層に上がっていた。
今回のボスは何だろうと期待していたら、
「なぜここに!」
思わず叫んでいた。
そこにいたのは隠密部隊、リーダーらしき人物とその部下が9人、待ち構えていた。
「なぜお前達がここに居るんだ!」
僕はそう尋ねたが何も言わず襲いかかってきた。
リーダーらしき人物は右手を上げて手を振る。
部下達に行けという命令だろうか、部下9人が無言のまま襲いかかってくる。
「アナンタ、ブレス」
「はい~、ご主人様」
部下達に向けてブレス攻撃、しかし全員が上に飛んだり、横に逃げたりしながら交わしていく。
『ヤバイ、攻撃がきかない』
僕は心の中でそう思ったが、隠密部隊が襲いかかって来ている。
『スキル障壁』
僕とアナンタに障壁を作り敵の攻撃に備えた。
その直後、回りから『コン、コン、コン』クナイを投げてきたようだが、障壁に塞がれ障壁の外に落ちていく。
『早い、攻撃が見えなかった』
「アナンタはそのままで、僕が攻撃するから」
しかしスピードがかなり早かったが、僕に相手が務まるだろうか。
僕は一人を狙いに定め、隠密部隊にむかって走り出していた





