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168 フレイムゴーレム討伐1

僕はマップで魔物の場所を確認しながら移動していた。

近くに魔物5匹反応があり、近づいてみるとフレイムリザードマンだった。

いわゆる炎を出すトカゲ人間だ。

レベルは50、僕はアルケーに高圧水レザーの雨をお願いした。


「はいな~、任せて」


アルケーは、フレイムリザードマンの上空に水の塊を作り出す。

前に作っていた水の塊よりはるかに大きくレベルが上がっている所為なのか三倍近くあった。


水の塊が波打ち初め、塊の中に幾つもの渦が巻いたと思ったら、そこから次々に高圧水のレザーがフレイムリザードマンに降り注ぐ。


次々にフレイムリザードマンを貫通していく高圧水のレザーになすすべもなく体中に穴があき、次々に倒されていく。


あっという間に5匹のフレイムリザードマンを消し去り、経験値が入ってくる。


「翔殿、精霊の力は凄いなりな」


「そうですね、僕は戦わなくていいみたいですね」


「ただ翔殿、スキル発動するなら名前をつけた方が効率がいいと思うなり」


「なかなかいい名前が浮かばずに考えている途中です」


「翔様、私にも経験値が入ってきてます」


「ルナ、それは良かった」


「翔くん、私にも入っているわよ。

レベル上がって スキル何覚えようかなあ」


「空、沙羅、ルナは戦闘系ではなく、補助系か日常的なスキルを覚えて欲しいけど」


「翔様が、望むならそうしますわ」


「さあ、次行くなり」


「次は俺らも戦っていいか、体がなまって仕様がないから」


「分かったルーク、それじゃ戦闘は僕と神楽、茜、ルークで戦って、あとは補助をお願い」


次はファイヤーバード3、ファイヤーアルマジロ4、フレイムスネーク4が固まっていたので四人で突撃する。


レベルは平均46、このくらいの敵は一撃で倒せるだろう。

もっと効率のいいレベル上げをしたいが、この辺りの敵はそこまで強くない。


僕達は、一撃で次々倒していき敵をすべて倒すのに5分もかからなかった。


「雑魚なり」


「フレイムゴーレムはどこにいるのでしょうか」


「翔くんがきたから逃げたのじゃないの」


「そんな訳ないだろう。

早く倒してレベル上げて、領主のことも調べないといけないのに」


「翔殿、領主の事はあまり言わない方がいいなり」


「神楽、どうしてですか、もうつけられていないので大丈夫では」


「誰かに見られている気がするなり。

尾行する人が代わったか、魔法もしくは動物に見張りが代わったのか」


「フム、分かりました、領主、街の事は忘れましょう」


「そうなり」


「今はフレイムゴーレムだね」


結局、日が落ちそうになってもフレイムゴーレムを探しきれずに雑魚魔物ばかり狩っていた。

明日こそはフレイムゴーレムを見つけようと思いながら村に止めてある馬車へと帰っていった。


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