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始まりの街
記憶を頼りに進んでいく。
そして、ここだ。
僕は立ち止まった。
あの時、ここから始まった。
そう、目の前は多分、高校があった所。
かろうじて校舎の一部分が風化しながらも残っていたので、ここだと確信が持てた。
魔方陣の跡もない。
ただの瓦礫の山となっていた。
「ちょっと〜、いきなり走ってどうしたのよ。
ねぇ〜、何か言いなさいよね!」
そして、僕はまた走り出していた。
「あ〜もう、どこへ行くのよ!」
ミランダの声が聞こえたような気がしたが気の所為だろうか?
数十分、行った所に僕の家があった。
流石に木造住宅だったので、残っていないと思いながらも、僕は自分の家に向かって走っていた。





