メインキャスト
イリ・クトロンニク・コロマイディズ・オ・ティターニア(ティタナ)
1200歳オーバー、身長172cm、体重175t。
全長38m、翼長46m。四足でかつ翼腕を備えている。鱗は電解着色したチタンの様に輝き、陽光や月光の下では眩いほどの七色に輝く。
B93、W55、H85。メリハリの富んだわがままぼでぃー。光の加減によって様々な色に見える金属質の天然パーマで緩い縦ロール、硬過ぎて編むことができず、後ろで縛るのが精いっぱい。切れ長の大きな目は朱金、瞳孔は丸。眉は太め、肌は白い。ペネロペ・クルスの十代の写真とかそれっぽい。
近隣諸国を荒らしまわった魔竜の王、とされている。基本的にばかでかい竜体を無理やり人型に押し込めていることと、ため込んだ魔素故に非常に重たい。ただ、比重がとんでもないことになるため、普段は重力を無意識で制御している。規模、部位を問わず瞬時に竜化でき、爪や鱗が生えた程度から、完全な竜化まで、一切の物理法則を無視することができる。長名も電解着色のギリシャ語読みのイリクトロンニクコロマイディズイモをもじったもの。
最大の攻撃は炎。ひとたび放たれれば地殻に穴を穿ち、中心から3kmの周辺を硝子に変え、あらゆる存在を燃料に変えながら拡大し、1500度の岩石蒸気を以て、総面積50,240,000㎡を焦土と化す。爆心地の表面温度は摂氏にして6,000℃、直径100mの火口じみたクレーターに、マグマが湧き上がる地獄を顕現させる。最終的に生まれた巨大熱量は、巨大魔法陣によって制御され、直上の大気圏外に放出される。以降数日間はオーロラが近隣で観測され、渡り鳥が迷子になる。
ぶっちゃけ放射線とかスゲエ心配になるレベルだが、この世界では魔法と言う便利な言葉があるのでその辺りの原子物理学は割愛。
前世は造園士で、趣味は立ち技系格闘技。男性との(女性とも)お付き合いには一切興味がなく、自分の趣味にはっちゃけていた。作業中に石塔が崩れ、圧死、竜に転生した。決して頭が悪いわけではないが、基本的に判断は脳筋。
シルベスタ・ラン・ガーデンツィオ
21歳、身長192cm、体重4.8t。
B151、W102、H115。全盛期のシュワルツェネッガーも裸足で逃げ出すボディに、二十そこそこのスタローンの顔を乗っけるとイメージがそのものになる。美形ではないが男性をこれでもかと感じさせる肉体派。体毛は赤みの強い黒、瞳も同じ。全身に大小様々な傷跡がある。耳は特にそれが顕著。ところどころ欠けている。背筋力15.2t、握力9.1t、そろそろ単独でアフリカゾウを持ち上げられる。
今回キマイラや悪魔ウナとの連戦でまたガッツリ重くなった。ティタナと同じく無意識下レベルで重力を制御しているため、日常生活に不自由はない。当然のことながら、制御をオフにするとひどいことになる。水に浮かない、どころの騒ぎではない。レニウムよりも重い。もう比重がよくわからない。
通常この世界において、魔素は吸収しても徐々に放出されていくものなのだが、竜族と同等の吸収・蓄積効率を生まれながらに持つため、稀代の英雄となっている。ただし、基本的に権威にまつろわぬ人種なため、現時点ですでに権威からは疎まれている。
今章でやっと物理戦闘能力が非常に高く、様々な防御手段にもたけていることが判明した。意外と弓も得意なうちに入る。
前世はお惣菜屋のアルバイトで厨房を担当していた。趣味は読書、いじめられていた経験から、報復までは至らなかったものの、一通りの訓練方法は知識としてあった。クリスマスに強盗に会い死亡、寒村に転生、三歳で盗賊の襲撃を受けて村が全滅、養父である騎士エーデルホフ・ラン・ガーデンツィオ卿に拾われた。
どっからどーみても脳筋、なのだが、どちらかと言えば肉体よりも思慮を重んじる。理不尽を何より嫌い、最近自分がその理不尽側に成りつつあることにきがついて苦悩気味。一貫して童貞。
紋章は宝冠付きで五つ首の鬣に蛇持つ獅子フィロンタリ、キメラの一種でこれは創作した魔獣。こちらもギリシャ語の蛇と獅子をくっつけて寄せてそれっぽい語感に仕立てたもの。
ケイ
16歳、身長165㎝、体重90㎏。
B88、W75、H85。家名はない。巡礼のジョン一家の長男。外見イメージはフランス人俳優のギャスパー・ウリエルの16歳頃。スリーサイズの割に重たいのは魔素によるパワーレべリングのせい。文中では細身のイメージが強いが、二章終了時点ではギッシギシの細マッチョ。どっかで見たドラクエⅤの主人公が後ろ姿で剣を構えている姿のイラストなんかイメージぴったり。
ティタナからチタン色の短剣を渡されている。二章終了時には既にハンドアンドアハーフソードのくくりになっていた。
性格は温厚で冒頓、素直で率直。武勇を誓い、弱きを守り、強きに立ち向かい、悪に怒り、真実に帰依する。あれどっちかっていうとこっちの方が主人公っぽいぜ―。
シルベスタに弟子入りした。ようこそ地獄の一丁目へ。武術界は貴様を歓迎する。
レイマルギア
全長130㎝、重量150㎏、棒状鍔の幅20㎝、刀身長100㎝(内、刃渡り70㎝、刃根元30㎝)刀身厚4㎝、身幅(刃根元)6㎝、(切り刃)10㎝。
シルベスタの大剣。登場時はハンドアンドアハーフソードのくくりであったが、現在は成長を遂げてツーハンデットソードのくくり。刀身にあちらの言葉でレイマルギアと書かれている。文中にはギリシャ語で表記した。意味は暴食。
とにかく頑丈で壊れない事を念頭にされた剣。




