メインキャスト
イリ・クトロンニク・コロマイディズ・オ・ティターニア(ティタナ)
1000歳オーバー、身長172cm、体重163t。
全長36m、翼長42m。四足でかつ翼腕を備えている。鱗は電解着色したチタンの様に輝き、陽光や月光の下では眩いほどの七色に輝く。
B92、W55、H84。メリハリの富んだわがままぼでぃー。光の加減によって様々な色に見える金属質の天然パーマで緩い縦ロール、切れ長の大きな目は朱金、瞳孔は丸。眉は太め、肌は白い。近隣諸国を荒らしまわった魔竜の王、とされている。基本的にばかでかい竜体を無理やり人型に押し込めていることと、ため込んだ魔素故に非常に重たい。ただ、比重がとんでもないことになるため、普段は重力を無意識で制御している。規模、部位を問わず瞬時に竜化でき、爪や鱗が生えた程度から、完全な竜化まで、一切の物理法則を無視することができる。長名も電解着色のギリシャ語読みのイリクトロンニクコロマイディズイモをもじったもの。
前世は造園士で、趣味は立ち技系格闘技。男性との(女性とも)お付き合いには一切興味がなく、自分の趣味にはっちゃけていた。作業中に石塔が崩れ、圧死、竜に転生した。決して頭が悪いわけではないが、基本的に判断は脳筋。
シルベスタ・ラン・ガーデンツィオ
21歳、身長189cm、体重2.6t。
B137、W92、H95。全盛期のシュワルツェネッガーボディに、二十そこそこのスタローンの顔を乗っけるとイメージがそのものになる。体毛は赤みの強い黒、瞳も同じ。全身に大小様々な傷跡がある。耳は特にそれが顕著。ところどころ欠けている。背筋力3.8t、握力2.2t、今回ティタナに名付けをした結果、ごっそり魔素を持っていかれて随分と軽くなった。ティタナと同じく無意識下レベルで重力を制御しているため、日常生活に不自由はない。当然のことながら、制御をオフにするとひどいことになる。水に浮かない、どころの騒ぎではない。レニウムよりも重い。通常この世界において、魔素は吸収しても徐々に放出されていくものなのだが、竜族と同等の吸収・蓄積効率を生まれながらに持つため、稀代の英雄となっている。ただし、基本的に権威にまつろわぬ人種なため、現時点ですでに権威からは疎まれている。
前世はお惣菜屋のアルバイトで厨房を担当していた。趣味は読書、いじめられていた経験から、報復までは至らなかったものの、一通りの訓練方法は知識としてあった。クリスマスに強盗に会い死亡、寒村に転生、三歳で盗賊の襲撃を受けて村が全滅、養父である騎士エーデルホフ・ラン・ガーデンツィオ卿に拾われた。
どっからどーみても脳筋、なのだが、どちらかと言えば肉体よりも思慮を重んじる。理不尽を何より嫌い、正義のありかたを常に自己に問い続けている。一貫して童貞。
紋章は宝冠付きで五つ首の鬣に蛇持つ獅子フィロンタリ、キメラの一種でこれは創作した魔獣。こちらもギリシャ語の蛇と獅子をくっつけて寄せてそれっぽい語感に仕立てたもの。




