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トリニータス・ムンドゥス~聖騎士レイの物語~  作者: 愛山 雄町
第四章「魔族の国・東の辺境」

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第十一話「情報収集」

 トリア暦三〇二六年、一月二十三日の早朝。


 粉雪が舞う中、魔族軍の前進基地であるレリチェ村近くの山中に、レイたちは潜んでいた。

 距離にして三kmほど、今は山陰側に潜んでいるが、尾根に登れば村が見える。

 獣人奴隷のウノとディエスがレリチェ村に接近し、村の警戒状況を確認し、戻ってきたところだった。


 ウノの話では警戒はかなり厳重で、数日前にマーカット傭兵団(レッドアームズ)との戦闘があったことと、月の御子であるルナを招きいれたことが理由だろうとのことだった。


「村は確認できる範囲ですが、およそ十km東に続いております。中心部らしき家が立ち並ぶところは、周囲を木製ではございますが、高さ三mほどの防壁が張り巡らされていました。恐らく、狼などの小型の魔物を防ぐためのものかと……更に小鬼族が中心ですが、十名程度の兵士が塀の外を巡回し、厳重に警戒しておりました」


「村の中には入れましたか?」


 レイの問いにウノは頷き、


「何箇所か死角になるところがありましたので、そこから潜入いたしました。残念ながら、村の中も巡回の兵が多く、すぐに引き上げましたが……」


 ウノが確認したところでは、小鬼族と中鬼族の戦士が夜間にも関わらず、二百人近い兵が待機していた。このため、村の中心部に近づくことができず、ルナの状況は全くつかめなかった。


「私見ですが、西からの襲撃を警戒している感じでした。恐らく、トーア砦から派遣されるカウム王国軍に対する備えではないかと」


 レイはその話を聞き、納得する。

 レリチェ村の南北には切り立った山があり、西側にある谷のような隘路を通らないと入れない地形になっている。もちろん、自分たちのように山を越えることも可能だろうが、輜重隊には無理な話だった。


「そうかもしれないですね。ここへのルートにマーカット傭兵団(レッドアームズ)がいたんですから。そのレッドアームズが魔族軍を見ていますし、トーアから軍が派遣されると考えてもおかしくはないですね」


 レイの説明にアシュレイも「考えられるな」と頷く。


「だが、西だけを警戒しているわけではあるまい……ウノ殿、何かよい案はないか?」


 ウノは小さく頷き、地面に簡単な地図を描いていく。

 そして、南東側を指差しながら、


「この場所は森からも近く、見咎められる可能性は低いかと。この場所は軍勢が移動するには不向きな場所でございますので、敵の警戒も比較的薄いと思われます」


 ウノが提案した場所は山の尾根が北に張り出した場所で、村の境界と五十mほどしか離れていない。


「ダーヴェとラウリの潜入に際して、私、ヌエベ、オチョの三名が支援いたします……」


 ウノの提案はウノ、オチョ、ヌエベの三名と小鬼族の捕虜であるダーヴェとラウリがレリチェに侵入するというものだ。三m程度とはいえ、防壁があることから体術に優れた獣人たちが侵入を助けるというもので、レイの手元にはウノと共に内情を確認しているディエスを残し、更に護衛としてセイスも残す。こうしておけば、緊急時に柔軟に対応できるだろうということだった。なお、小鬼族を二人とも潜入させるのは、一人より二人でいた方が自然だし、口裏を合わせやすいだろうとの考えから決められている。

 レイが何か言おうとしたところで、ステラが「私も同行させてください」と訴える。


「ルナさんを助け出すとして、見知った私が同行した方が説得しやすいと思います」


 レイは一瞬迷うが、(かぶり)を振る。


「今回は情報収集に留めようと思っているんだ。これだけ警戒しているってことは、ルナの周りはもっと警備が厳しいはず。だとすると、助け出すことは無理だと思うし……」


 そこでステラの肩に手を置き、


「今回はウノさんたちも村の奥には、できるだけ入らないようにしてもらうつもりなんだ。だから、今回は僕のそばで備えて欲しい」


 ステラは何か言いたそうにするが、静かに頷いた。


「それじゃ、出来るだけその侵入する場所に近いところまで移動しておこうか」


 それにステラが異議を唱えた。


「この場所は敵の斥候が来た痕跡がありません。出来る限り、この場所にいて暗くなる前に移動した方がいいのではないでしょうか?」


 アシュレイが「そうだな」と賛同の意を表し、ウノたちも同じように頷いている。


「確かにそうだね。じゃ、この場所で待機しようか。夜行動するウノさんたちとダーヴェ、ラウリは休憩して、他は交代で警戒を続けようか」


「周囲の警戒はセイスとステラ様が交代でされれば十分かと。失礼ですが、アークライト様、アシュレイ様は目立ち過ぎます」


 レイは「でも……」と反論しようとしたが、アシュレイに止められる。


「お前はここでゆっくり休むのだ。何かあれば、お前の魔法が鍵を握るからな」


 ステラも「休むことも大事な仕事です」と同調する。

 レイは仕方なく、「分かったよ」というが、ルナの救出を言い出した自分が休むことに忸怩たる思いがあった。


 午後二時頃。

 日没頃に侵入地点に到着するため、移動を開始した。

 レリチェ村の南側にある標高二百mほど――村から見ての標高――の山中を葉の落ちた木々の陰に隠れるように目的地に向かう。

 幸い、粉雪が舞う天候のため視界は悪く、魔族側の巡邏隊に遭遇することなく、進むことが出来ている。

 村に近づくにつれ、巡邏隊の残した足跡が目立つようになり、慎重に進まざるを得なくなる。それでも三時間ほどで、侵入地点に定めた場所まで三百mほどのところにたどり着く。

 そこは切り立った小さな崖の上部であり、比較的見通しがよく、耳を澄ませば村の中の喧騒が僅かに聞こえてくる。


「では、ウノさん、お願いします。くれぐれも無理はしないように。ダーヴェとラウリも疑われたと感じたら、すぐに引き返すように」


 レイの言葉にウノは「御意」と応え、ダーヴェたちは無言で頭を下げる。

 彼らはすぐに行動を開始し、崖を迂回するように山を下っていった。

 レイは姿勢を低くしてレリチェ村を観察していた。眼下に広がる村を見ながら、その規模の大きさに驚きを隠せなかった。


(思ったより大きな村だ。村というより、町に近いかもしれない。雪に覆われているけど、農地は多そうだし……中心部はあの辺りかな? 二階建ての家が固まっているし、道も広い……もう五日以上過ぎているけど、ルナ(月宮さん)はいるんだろうか?)


 隣にいるアシュレイが、「随分大きな村だな」と呟き、


「この規模なら数百人単位の軍隊を養える。もちろん、土地が豊かだという前提だが……」


 そこで言葉を切り、更に独り言を呟いていく。


「どのくらい前からある村なのだろうな。十年や二十年ということは無さそうだが……それにこの場所は攻め辛い。小規模な別働隊ならともかく、大規模な軍は西からしか入れないからな……」


 アシュレイの独り言にレイが応えていた。


「確かに。もし、ここを攻めるとしても騎兵は使えないし、荷馬車も使えないから大軍を動かすことは難しそうだね。夜襲も魔族の方が有利だし……」


 そんなことを話しながら、村の方を見続けていた。



 一時間後の午後六時過ぎ、ウノたち五人は南東の防壁に取り付いていた。

 巡邏の兵士が通り過ぎるのを待ち、オチョが鈎付きのロープを使って器用に防壁を登っていく。防壁の上部に懸垂の要領で顔を出し、異常がないことを確認すると、手で合図を送る。

 オチョが防壁の中に消えると、ウノ、ダーヴェ、ラウリ、ヌエベの順に壁を登り、村の中に入っていった。

 防壁の内側は道になっているのか、巡回する兵士たちの足跡が多く残されていた。


「ヌエベはこの付近で待機。異常を感じたらアークライト様に直ちに報告してくれ。それでは行くぞ」


 ウノはほとんど聞こえるか聞こえないかという声でそう指示を出すと、防壁から十mほど先にある果樹園らしき木立の中に入っていった。

 この果樹園には鳴子が仕掛けられていたが、昨夜の偵察で既に気付いており、問題なく進んでいく。

 果樹園を過ぎると農地が広がっていた。村の内部に潜入してから既に一kmほど進んでおり、所々に家が現れ始めた。

 さすがに日が落ちているため、人通りはないが、木窓の隙間から光が漏れ、真っ白な雪の上に黄色い線を映し出している。更に近づくと食事を終えた農民たちの談笑が聞こえ、平和そのものといった感じで、ここが魔族軍の前線基地であるとは思えないほどだ。

 村の中心まであと二、三百mに近づいたところで、ウノがダーヴェとラウリに指示を出した。


「酔った兵士の振りをして噂を聞いてこい。自分からは話しかけるな。耳を澄まして話を聞いてくるんだ。分かったな」


 小鬼族の二人は小さく頷き、すぐに何気ない足取りで集落に入っていった。


(昨夜より敵兵が少ない。今なら潜入できそうだな……)


 そう考えたウノはオチョに「ここで待機」という合図を送り、自らは物影に隠れながら、ダーヴェたちの後を追った。

 村の中心部近くには兵舎があり、多くの鬼人族が歩いている。彼らが向かう先には酒場があり、既に何人かは酔っぱらいながら酒場から出てきている。

 ダーヴェたちはその酒場に迷うことなく入っていく。この酒場はソキウス軍――魔族軍――が運営しており、非番のものは自由に使える。

 ウノは酒場の窓の下に潜み、聞き耳を立てる。

 聞こえてくる話は上司への不満や故郷の話が多く、極普通の酒場の会話であった。唯一有益そうな情報はペリクリトル――冒険者の街――で敗れ、敗走した小鬼族部隊が昨夜帰還し、その受け入れを行っているという情報だった。


(昨夜、兵士が多かったのはこれが原因か……)


 三十分ほどでダーヴェたちが酒場から出てきた。

 ウノは裏路地に二人を引き入れ、「情報は?」と小さく尋ねる。

 一分ほどで概略を確認する。彼らが得た情報から、五日前に村に入った月の御子は、昨日の早朝に大鬼族たちに守られて東に向かったということが判った。


(僅かに遅かったか……アークライト様にお伝えすべきだが、幸い警備は緩い。もう少し情報を得ておくべきだろう……)


 ウノは小鬼族の二人にオチョが待つ集落の外れに向かうよう指示を出した。ダーヴェらはウノの指示に従い、酔った振りをしながら、指定された場所に向かっていく。

 途中で二度ほど声を掛けられたが、酔っぱらった演技で切り抜け、無事にオチョと合流した。

 ウノはオチョにダーヴェたちと共に果樹園に向かうよう指示を出すと、自らは司令部がある建物に向かった。


 司令部になっている建物はこの村で一番大きな建物であり、遠めに見ても簡単に特定できた。

 周囲には中鬼族の歩哨が立っているが、最も安全な場所であることから完全に油断しており、何度も大きなあくびをしている。

 ウノは慎重に裏口に回ると、音もなく屋根に上がっていく。そして、人の気配がしない二階の部屋を見つけると、針金のような道具を木窓の隙間に差し込む。

 木窓にはスライド式の簡単な鍵があったが、十秒ほどで音もなく外れ、ゆっくりと窓を開いて中に潜入していく。


 部屋の中には誰もいなかった。

 この部屋は会議室のような扱いなのか、長テーブルと椅子があるだけで、特に目ぼしいものはない。扉に耳を付け、廊下の様子を探るが、二階には人気がなく、ウノは他の部屋を探ることにした。


 静かに扉を開け、廊下に出るが、灯りの魔道具も付けられておらず、一階から漏れてくる光がぼんやりと廊下を照らしている。

 足音を一切立てない独特な歩き方で廊下を進んでいくと、執務室らしい部屋に行き当たった。

 更に慎重に中を探り、人がいないことを確認した彼は音もなく部屋の中に入っていく。中には執務机と書類棚、小さな応接セットがある。机の上には書類保管箱があり、彼は書類を探り始めた。

 夜目の利く獣人族といえども、暗闇の中で文字を読むことはできない。彼は腰の道具袋から小型の灯りの魔道具を取り出し、点灯する。

 見付かるリスクは大きくなるが、この部屋の造りから、ここがかなり上位の指揮官――恐らくは司令クラス――の執務室であると考えられ、灯りの魔道具を使うという危険を冒す価値があると判断した。

 書類の順序や配置を変えぬように細心の注意を払いながら、報告書らしき書類を一枚一枚確認していく。

 そして、五枚目の書類で欲しかった情報を手に入れる。


(……大鬼族のイェスペリ・マユリが指揮官で大鬼族戦士十三名が随行。月の御子の世話をする侍女は二名……四頭の馬が引く馬車で移動か……当面の目的地は中鬼族の街クフィリ……鬼人族の都ザレシエに向かうか……最終目的地は月魔族の都ルーベルナか……)


 更に彼は書類棚から地図を見つけ出した。

 詳細な地図は軍事機密であるため、どの国でも厳重に管理されており、持ち出すことはおろか、閲覧も制限されている。この地図も鍵の掛かった書類棚に保管されていたが、鍵開けの技術を持つウノは何事もなかったかのように書棚を開ける。

 そして、道具袋に入れてあった羊皮紙に素早く写しとっていく。

 その地図にはクウァエダムテネブレの町や村の位置、街道だけでなく、軍事行動の際に注意を要する箇所――安全な水場や危険な魔物が出没する場所など――が記載されていた。

 これだけの情報を得るのに掛けた時間は僅か十分程度。ウノは誰にも気付かれることなく、司令部のある建物から脱出した。


 オチョたちと合流し、防壁に近づく頃には潜入から四時間ほどの時間が経っていた。

 防壁に近づくにつれ、巡回の兵士が増えていく。兵士たちは夜行性の魔物の侵入を警戒しているのか、防壁の周囲を丹念に確認していた。


 ウノたちにとって幸運なことに、夜になり舞っていた雪が本格的な雪に変わっていた。このお陰で雪に残っていた足跡は消えており、巡回している兵士に見付かることはなかった。もし、雪が降っていなければ、足跡を発見された可能性があり、ウノは天に感謝する。


 果樹園でヌエベと合流し、巡回の兵士をやり過ごした後、防壁を乗り越えていく。

 防壁を乗り越えた後も村の中は静かなままで、彼らが侵入したことは魔族側に全く気付かれなかった。


 日付が変わる頃、ウノたちは無事にレイたちと合流した。


 ウノからの情報を受けたレイは予想していたとはいえ、ルナが既に出発しているという情報に落胆する。


(体を休めたら都に進むと思っていたけど、こんなに早く出発するなんて……)


 だが、意識を切り替えて今後の方針について必死に考えを巡らせていった。


(ウノさんの持ってきた地図だと、クフィリまでは東に真直ぐ行って約百km、そこから更に東に二百kmでザレシエ。ルーベルナへはザレシエから北へ二百五十kmか。向こうは馬を使っているし、大鬼族たちが主力だから、移動速度は速いはず。それに比べて、こっちは見通しのいい平原で見付からないように進まないといけないから、歩きにくい場所を徒歩で進まないといけない。だとすると、追いつくのは難しいだろうな……)


 ダーヴェに雪の平原を歩いて馬車に追いつけるか確認するが、


「恐らく難しいと思います。街道にも雪はありますが、それほど通行に支障はないと思います。ですが、森を抜ければ平原が続きますから、晴れれば一kmほどは見通せます。そうなると、かなり遠くを歩かないといけません。地図では平原ですが、載っていない障害物がありますので速度が落ちるかと……」


 地図上では平原になっているが、ところどころに小さな川や沼地などがあり、それを迂回するとかなりのロスになるとのことだった。


(だとすると、夜に追いついて町の中で救出っていう方法は難しそうだ。移動中は見通しが良すぎるから奇襲は難しい。そうなると強襲になる……大鬼族が十三人だから奇襲抜きでは難しい……地図を信じるなら、ザレシエから北に向かうところが森になっているみたいだから、ここで待ち伏せするしかない。だとすると、この空白になっているところをショートカットするしかない……)


 彼は自分の考えを全員に伝えていく。そして、地図で空白になっている場所についてダーヴェとラウリに聞く。

 ダーヴェらの話では、クウァエダムテネブレと呼ばれる地の中心部は“死の大地”とか“絶望の荒野”とか呼ばれ、魔族が恐れている土地だった。

 異形の魔物が跋扈し、瘴気が溢れる谷がいくつもある。水は毒を含み、植物も食することができない不毛の大地だった。


「危険ではないか? いくら近道とは言え、無謀すぎる!」


 アシュレイは強く反対する。それに対し、レイも主張を曲げなかった。


「だけど、直接追いかけるより二百km以上も近道になるんだ! 普通に追いかけても追いつけないし……うまくいけば先回りできる。それにザレシエっていう街からルーベルナの間は結構深い森みたいだし、見通しのいい平原では待ち伏せも出来ないから、これしかないんだ!」


「それでもだ。魔族ですら近寄らない危険な場所なのだぞ」


 アシュレイが更に反対するが、レイはかぶりを振る。


「ルナを取り戻した後のことを考えたら、どうしたって、この場所を通らないといけないんだ。逃げるために道を使うわけにはいかないしね。なら、先に通っておくべきだと思う。逃げるときの方が状況は悪いんだから」


 ステラやウノらも反対の意見を述べるが、レイは最後まで引かなかった。


「間に合わなくなるんだ。いつとは言えないけど、ここを通って先回りしないと大変なことになるような気がするんだ」


 最終的にはレイの意見が採用され、夜明けを待たずして東に向かって出発した。


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