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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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ある日突然告げられた婚約破棄、それは私を悲しませましたが……その後?

 ある日突然告げられた婚約破棄。

 それは一度私を地獄へ突き落とした。


 ……いや、実際にはそれほど大きな被害はなかったのだけれど。


 ただ、その時の私は、本気で落ち込んだ。婚約者である彼アルーオから急に婚約破棄宣言をされたことがあまりにも衝撃的だったからだ。想像していなかったことが起きて、しかもそれがショックを受けるようなことで。その重みに押し潰されて、心がぐしゃっとなってしまった。


 両親は励ましてくれていたし、友人も気にかけてくれていた。

 そういう意味では私はかなり恵まれていた。

 けれどもそれですべての痛みが消えるというわけでもなくて、その頃はただただ毎日涙を流していた。


 しかし、婚約破棄から半年ほどが経った頃、一人の青年と知り合うこととなる。


 事業でそれなりに成功している彼は思ったより思いやりのある人だった。

 それであっという間に親しくなって。


 出会って半年ほどが経った頃だったと思うが、正式に婚約した。


 彼との出会いは私の人生を大きく変えた。

 百八十度反転させたと言っても過言ではないほどに。


 そうして幸せへの道を駆け出した。


 私はもう止まらない。

 すべてを糧として未来へ突き進む。


 ……そういえば、だが。


 アルーオはあの後親友の婚約者である女性に手を出してしまったそうだ。

 それで親友と大揉め。

 散々揉めたその果てに、迎えた夜親友と殴り合いになり、その際に受けたダメージが原因となり落命することとなったそうだ。



◆終わり◆

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