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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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隙間から見た景色

詩のような作品です。

愛してるって

真っ直ぐな瞳で見つめられても

誰にでも言ってるんでしょって

思ってしまうものね


言葉なんて

簡単なものよ発するだけなら

何人にでも同じことを言える

素直になれないものね


あなたが悪人でないことは知っているけれど

あなたの言葉が真実のものであると信じることはできない


不可能ではないでしょう

けれどもとても難しい


あなたに悪さがないことは知っているけれど

あなたの言葉が唯一のものであると理解することはできない


不可能ではないとしても

けれども難しいことなの


隙間から見た景色こそが

わたしに自信を与えてくれるはず

そう思うけれど

嫌なものを見てしまいそうで

見てみるのが怖い

目を向けるのが怖い

馬鹿げているとしても

なぜかいつも恐れてしまうの

それはきっと

いつの間にか

わたしの中であなたが大きく膨らんだからね

手にしているものが

大きければ大きいほど

失うことを恐れて

身動きが取れなくなるもの


でもね

一度くらいは真っ直ぐに見てみたい


隙間から見た景色を


愛してるって

真っ直ぐな瞳で見つめられても

誰にでも言ってるんでしょって

思ってしまうものね


言葉なんて

簡単なものよ発するだけなら

何人にでも同じことを言える

素直になれないものね


安らぎを求めても

誰も答えなんてくれないのでしょう

そういうものだと

分かっているはずなのに

どうしてかな

上手く自分の中で解消できない問いが

無数に湧き出てきている


隙間から見た景色なら

わたしに迷いのない理解を与えてくれる


きっと


でも怖くもある


けれども


隙間から見た景色ならば

わたしに自信を与えてくれるはず

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