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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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愛しているからこそ

詩のような作品です。

愛しているからこそ

あなたをこのまま放っておくことはできない

行く道を違えたなら

歩む道が交わることは

二度とないでしょう


愛しているからこそ

わたしはこの手であなたに結末を与えましょう

共に歩めるなら

それが何よりも偉大な答えだった

けれどもその可能性は

とうに断たれてしまったから

共に歩むということは

二度と起こらないでしょう


わたしとあなた

それぞれの道が

まだ重なっていた頃


わたしたちは

同じ世界を見据えていた


わたしたちは

同じ未来を見つめていた


愛しているからこそ

あなたの最期はわたしがと

願ったことは

間違いない

どこまでも

いつまでも

そう確かなこと


……いつから変わってしまったのだろう


あなたと共に歩むこと

それがわたしの願いだった

あなたと共に生きること

それがわたしの祈りだった

けれども

現実は厳しいもので

色々なこと

思い通りになんてならないから


ならないから……


愛しているからこそ


わたしはこの手で


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