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夢をみてるの
詩のような作品です。
夢をみてるの
ときめくような出会い
嘘みたいなこと
起こらないかななんて
思っていた頃もあった
呆れるほど純粋で
呆れるほど純真な
乙女みたいな目をしてた
あの頃のわたしは
馬鹿だったのかなとか
思うこともある
けれど……
夢をみてるの
ときめくような瞬間
嘘みたいなこと
起こればいいのにななんて
期待していた頃もあった
呆れるほど清らかで
呆れるほど甘い香り
欲すれば欲するほどに
馬鹿みたいになってしまう
どうして……
そんな問いなんて
何の意味もないというのに
くだらない問いばかり
頭に浮かんでくるのは
なぜゆえ?
夢をみてるの
ときめくような出会い
嘘みたいなこと
起こらないかななんて
思っていた頃もあった




