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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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胃が痛い夜

詩のような作品です。

胃が痛い夜

何もできない

何も言えない

そんなままで

どうやって穏やかに生きろと言うの


寂しさは暗がりで

人生を映し出す鏡

どうして上手くいかないのだろうって

繰り返しても何の意味もない


頭が重い夜

何もできない

何も言えない

そんな風にして

どうやって優しげに生きろと言うの


切なさは暗闇で

この胸の内側を映し出す鏡

どうすれば上手くいくのだろうって

問いかけても意味などありはしない


胃が痛い夜

どうしようもない

感情を抱えても

ただ前を向いて歩むしかない

誰だって分かっているはずなのに

気づかないふりをしているのは

真の悲しみに気がつきたくないから?


淡い夢を信じていたくて

傷を負うということに見てみぬふりをした

無限に在る悲しみに

目を向けることが生きること


だとしても……


胃が痛い夜

何もできない

何も言えない

そんなままで

どうやって穏やかに生きろと言うの


寂しさは暗がりで

人生を映し出す鏡

どうして上手くいかないのだろうって

繰り返しても何の意味もない

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