あなたが不機嫌な理由
詩のような作品です。
嫌なこと言ってごめんね
そんなこと
言ったって
何の意味もないって
本当は分かっているのに
分かっていないふりをして
さらりと謝ってみたり
自分の非を認めることは難しいけれど
自分の非を余計に生み出してしまうことも無意味
それでも
あなたが不機嫌な理由探して
いつも
くだらない答えを出してしまう
本当の理由は分からないまま
何もない闇に消えていった
どうすれば良かったんだろう?
あなたが不機嫌な理由
尋ねてみる勇気がなかった
あなたが不機嫌な理由
尋ねることなんてできなかった
ああそっか
全部わたしのせいなんだ
そう思ってしまえば
対処方法はいくつも持っているつもりだったから
余計なことを謝ってみたり
余計なことを付け加えてみたり
ある意味試行錯誤していたなって
そんなことを思いつつ
今日もまた生きている
嫌なこと言ってごめんね
そんなこと
言ったって
何の意味もないって
本当は分かっているのに
分かっていないふりをして
さらりと謝ってみたり
でも……怒っているのは本当に何?
あなたが不機嫌な理由
尋ねてみる勇気なんてないよ
あなたが不機嫌な理由
尋ねることはできなかった




