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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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悲しい歌は

詩のような作品です。

悲しい歌は

どうしてこんなにも

心に響くのだろう

痛みも

苦しみも

そのすべてを涙で洗い流して

いつか迎える終焉

その時を待っている


悲しい歌は

どうしてこんなにも

心揺らされるのだろう

切なさも

虚しさも

そのすべてを涙の雨で流そう

いつか訪れる別れ

その時が来る前に


今ここにあるものを

そっと抱き締めて

今ここにあるものを

ずっと抱き締めていたい


悲しい歌が響いている


ぽつりぽつりと

並べられた粒たちは

この胸に突き刺さり

淡い色の涙を溢れさせるのでしょう


悲しい歌が響きわたる


ぽつりぽつりと

弾んでいた音たちは

この胸にしみこんで

無数の色の涙を柔らかく流させるのでしょう


悲しい歌は

どうしてこんなにも

心に響くのだろう

痛みも

苦しみも

そのすべてを涙で洗い流して

いつか迎える終焉

その時を待っている


いつか来る瞬間からは

逃れられないものだから

覚悟しながらも

見てみぬふりをして

歩んでゆくこと

それは悪ではないのだと

今はただそう思う

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