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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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どういう神経をしているのかしら?

詩のような作品です。

婚約者がいる身で

他の女性にまで手を出すなんて

どういう神経をしているのかしら?


なんて

きっと尋ねても無駄なのでしょうね

だって

そんな問いには何の意味もない

そうよ

きっと何の意味もない


あなたは悪いことと思っていないのでしょう?


だからそういうことを

平気でできるのだと

敢えて実際に聞くまでもなく分かる


それはとても悲しいこと

そして呆れてしまうこと


でも

あれこれ言っても何の意味もないのだと

分かる

分かるから

敢えて詳しく話す気になんてなれなくて

話をしても

きっと余計に疲れるだけ

話をしても

きっと余計にうんざりするだけ


だからもう話さないわ

でも覚悟しておいてほしいの

あなたはいつか

必ず痛い目に遭うことになるから

それだけは

忘れないでいて


婚約者がいる身で

他の女性にまで手を出すなんて

どういう神経をしているのかしら?


なんて

きっと尋ねても無駄なのでしょうね


呆れてしまうわ


あなたって……


どういう神経をしているのかしら?

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