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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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素敵な物語の裏側なんて

詩のような作品です。

素敵な物語の裏側なんて

見てみたくはないわ

だってそこには

黒ずんだものしかないでしょう?

きっとそう

だからわたし穏やかに生きていたいの

輝かしい成功の裏側に

どれだけの苦痛や犠牲があるのかなんて

考えれば考えるほどに

心が重くなってしまう

宝石のように

星のように

強く輝くものには

誰もが魅了され惚れるけれど

手を伸ばして触れようとしたら

きっと火傷してしまう

その痛みに耐えられる者だけが

光を掴めるのかもしれないけれど

そんな強さを求められ続けるなら

今のままでいいって

今のままで幸せだって

そう思うわたしがいて

輝かしい生き方はできなくても

穏やかな生き方はできるから

小さな幸せに身を委ねていたい

小さな幸せの海で緩やかに泳いでいたい

それがわたしの願い

細やかな幸福を抱き締めていられるなら

それだけで十分なの


素敵な物語の裏側なんて

見てみたくはないわ

だってそこには

黒ずんだものしかないでしょう?

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