31/548
あなたのこと
詩のような作品です。
愛していました あなたのこと
想っていました あなたのこと
出会ったその日から
あなたは特別な人でした
初めてその顔を見た瞬間に
心すべてを奪われてしまったのです
まだ恋なんて知らなかった
あの頃のわたしは
その感情が何なのか
すぐには分からなくて
理解できない感情
ただ戸惑わされる
迷宮に入り込んでしまったかのように
脳内に溢れる感情
ただ乱される
暗闇を手探りで歩いてゆくかのよう
愛していました あなたのこと
想っていました あなたのこと
もう戻れないあの日々に
多くのものを求めてしまう
もう取り戻せない日々を
どこまでも求めてしまう
愛していました あなたのこと
想っていました あなたのこと
出会ったその日から
あなたはわたしのただ一人の人でした
愛していました あなたのこと
想っていました あなたのこと




