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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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流れるような愛は

詩のような作品です。

流れるような愛は

宙に溶けて消えた

どうしてかな

あの頃の日々は取り戻せない


悲しみと共に

息をしている限り

朝日昇る

その時を待ち続ける


ああどうしてかな


あなたのこと

ふと思い出すたびに

涙がこぼれ落ちそう

それでも

過去は永久に過去なのね


遠ざかってゆく

あの日々とその記憶は

たとえどれほど時が流れようとも

たとえどれほど腕を伸ばそうとも

そこへ至ることはできない

きっと永遠に

届かないでしょう

そこへは

どれほど努力しようとも

遠ざかるそこへは向かうことはできないでしょう


流れるような愛は

宙に溶けて消えた

どうしてかな

あの頃の日々は取り戻せない


悲しみと共に

息をしている限り

朝日昇る

その時を待ち続ける


ああどうしてかな


流れるような愛は……

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