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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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いつかさよならの時が来ること

詩のような作品です。

いつかさよならの時が来ること

分かっていたけれど分かっていないふりをしていた

いつだってそう

人は見たくないものを見ようとはしない


悲しみが重なるほどに

その真の姿から目を逸らして

気づかないふりをしていれば平気だと

そうやって心を護ろうとする


さよならなんて

耳を塞いでしまえば聞こえないから

さよならなんて

今さら言われても何の意味もないよって


そう笑ってしまえたなら

きっと救いはあるのかな


いつまでも一緒にいようね

そんな風に約束した夜もあった

あの頃はただ

希望に満ちた未来だけを見つめていたから

怖いものなんてなくて

何も恐れることのない真っ直ぐな瞳で

無限の煌めきに満ちた明日を

ただ純粋に信じていられたんだ


いつかさよならの時が来ること

分かっていたけれど分かっていないふりをしていた

いつだってそう

人は見たくないものを見ようとはしない


それはきっと

心を護るためなんだって

でもね

完璧に護れるほど

すべてが

上手くいくわけではないんだ


それでもね

ただ

小さな希望だけを

望み信じて

またそっと目を逸らすんだ


いつかさよならの時が来ること

分かっていたけれど分かっていないふりをしていた

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