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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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それと同じこと

詩のような作品です。

くだらない嘘をついたあなたには

もう何も期待しない

もう何の期待もない


つまらない嘘をついたあなたには

もう何も抱かない

もう何も感じない


そうよ

あの時すべては終わったの

あなた

さらりと嘘をついたその時に


そうよ

あの時すべてが壊れたの

あなた

そっと嘘をついたその時に


今さらあれこれ言ったところで

何一つ改善はしないわ

今さら焦ったところで

誰もそんな言葉を真面目に聞こうとはしない


もう手遅れよ


あなたは気づくのが遅すぎた


手にしていたものは

とうに消え去った

とうに失われた

もう二度と戻らない抜け殻だけが

無価値に転がっている

それを拾ったところで

手にしていたものは戻らない

取り戻すことはできない


くだらない嘘をついたあなたには

もう何も期待しない

もう何の期待もない


つまらない嘘をついたあなたには

もう何も抱かない

もう何も感じない


とうに終わったのだから

もう二度と戻らない

砕け散った硝子の欠片を拾い集めても

どうにもならない

どうにもできない


それと同じこと


砕け散った想い

砕け散った心も


過ぎ去った後に慌てても

二度と元には戻らない


それと同じこと

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