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あなたはいつもそうね
詩のような作品です。
わたしを裏切ったあなたを
わたしは永遠に許さないわ
あなたはもう多くのことを忘れたのでしょう
それでもその罪が消えることはない
本当はあなたも分かっているのでしょう?
けれど気づかないふりをしている
そう気づいていないふりをしている
あなたはいつもそうね
自分の責任について
真正面から物事を捉えようとせず
あなたが背負うべきものも
他者になすりつけようとする
それはきっと
自分で背負うことが怖いからなのでしょう?
愚かなことね
そんなことすら恐れるなんて
淡い幸せは儚い
砂糖菓子のように
ほんの一瞬で
溶けて消えてしまう
どれだけ傍にあっても
口の中に含んでいても
それでもなお
油断した途端に無になってしまう
その儚さを知りながらも
目を逸らすのがあなたなのでしょう
淡い幸せの儚さ
本当は知っているはずなのに
なかったことにしようとする
あるわけがないと否定する
どこまでも愚かなあなたは
この世のもの
すべてを見ようとせず
大切なもの
すべてに目を塞ぐ
あなたはいつもそうね




