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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 5 (2025.1~)   作者: 四季


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255/548

あなたの姿が見える

詩のような作品です。

辛いとき

瞳を閉じるといつも

あなたの姿が見える

もうきっと一生出会うことのない

あの頃愛していた

あなたの姿が見える


悲しいとき

涙の奥にいつも

あなたの笑みが見える

もう二度と出会うことのない

あの頃愛しかった

あなたの笑みが見える


たとえあなたが覚えていなくても

わたしはいつまでも覚えている

あなたを忘れない

いつの日か

この世を去るその時まで

きっと

ずっと

あなたのことを忘れはしない

あなたへの想いを忘れることはない


だからどうか

あなたのことを思い出すことくらいは

それくらいのことだけは

どうか許してください


辛いとき

瞳を閉じるといつも

あなたの姿が見える

もうきっと一生出会うことのない

あの頃愛していた

あなたの姿が見える


懐かしい姿が

懐かしい思い出が

確かに

揺らぐことなく

目に映る

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